詩小説『憧れの女の子』3分の届かない恋。全ての大人へ。

エピソード文字数 552文字

憧れの女の子

ダメージジーンズにコンバース合わせて、
アコースティックギター、背中に担ぎ、
待ち合わせた居酒屋に。

ガムを吐き捨てたなら、
ビールでも飲もう。

話を聞かせてくれない?
こないだの続きから。

僕はどうやら勘違いしてたみたいだ。
男なんて興味ないと思ってた。
そんな彼女の胸を射止めたのって、
どんな奴?

ビールを飲み干し、白い髭をつくる。
彼女を酔わせることはできない。

手慣れた手つきで煙草の灰を落とす。
ため息のように吐き出された煙は、
僕の前に浮かんで揺れている。

どこまでが本気で、
どこまでが冗談なのか、
確かめられない。
野暮な気がして。

食の好みはまるでおっさん。
聴いてる音楽は意外なとこを、
突いてくるよな。

いつか君のギターを聴いてみたい。
きっと、悲鳴のように響き渡るの。
それとも語りかけるように爪弾くの?
その歌声、きっと惚れてしまう。

よからぬ想像は弾けるんだ。
乙女なところ、彼には見せてるの?
媚びて微笑んだり、上目遣いで誘ったり?
どうや今夜は呑みたい気分だ。
淋しくさせた彼女のせいで。

僕はどうやら勘違いしてたみたいだ。
男なんて興味ないと思ってた。
そんな彼女の胸を射止めたのって、
どんな奴?

いつまでも憧れは、憧れのまま。
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登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

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