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文字数 2,273文字

16:00 起床
17:00 食事 チョコレートビスケット6枚
19:00 デリバリー開始
22:30 デリバリー終了
23:00 銭湯へ
00:00 帰宅。食事。 中華スープ、白米200g
           納豆、餃子8個
01:00 友人と通話
02:00 日記執筆開始

 パチンコばかりしている僕だが、打てる台がないときはフードデリバリーをしている。鬱がひどくて人と会いたくなかったときに始めたものだけど、自分のペースで稼働できるし、頑張ればそれなりに稼げることも分かったから重宝させてもらっている。もっとも、僕のチャリでは1日10件でも相当キツイ。

 お世話になっているのは、Uber、WOLT、menuの三社。それぞれ特性はあるが、最近はWOLTをメインにしている。営業力が上がって契約店舗も増えているし、報酬体系もUberと比べれば断然良い。もっとも、Uberは配達員から締め上げすぎだから距離を置いている。

 Uberに至っては、何キロ走ろうが一件が大体300円くらいだ。今日は5件行って4,230円。それ以上も行けたが、スマホの充電がなくなったために稼働終了。4,230円の稼ぎになった。フードデリバリーをしていると、お金の大事さが良く分かる。10km近く走って、一件1,000円にもならない。

 金を稼くことは、本来こういうものなのである。額に汗をし、時間に追われ、頭を下げて商品を預かり、お茶引かないで済んだ、ありがとうございます、と感謝してお客様に届ける。スキルもなく、才能もない人間が飯を食うための仕事の基本なのだ。
 
 パチプロをしていると、お金の価値が希薄になる。1,000円も10,000円も違いがなくなり、湯水のようになくなっていく。僕が稼いだ4,500円にも届かないお金は、ホールに行けば20分も持たずに消えるだろう。もちろん、大当たりを引けば、最低でも1,000円になる。みんなはガッカリするかもしれないが、僕は「ハンドル握っているだけで、10km走った分の稼ぎになった」「1/319を引けたんだし、僕はやはり持っている」とポジティブに思うようにしている。

 パチンコはクジ引きだ。普通のくじと違うのが、何回転回そうとも常に一回勝負ということと、クジの数が65,000個超あり、当たりくじは極端に少ない。どの台でも変わらない。だからこそパチプロは、プラス調整の台を見抜き、同じ投資金額で引ける回数が多い台を選んで打つだけだ。パチンコとはそういうものだ。引けない時はいくら回っても引けないし、引いたとしても連チャンしなければ利益は上がらない。ボーダー派だとかオカルト派だとかあるが、パチンコはあくまでもギャンブルなので、どんな派閥であっても全部オカルトだ。期待値論は確かに確立を元にしたものだが、とてつもなく荒れる。僕はゴリゴリのボーダー派だが、ボーダー以上を終日打てればプラスになる、ならなくても年間で勝てるというオカルトを信じ、運よくプラスになっている。だからこそボーダー派は、そこにロマンを感じ、データーを蓄積して挑まなければいけない。稼働店を増やさない、店の傾向を考えない、台の調整を見ないなんてボーダー派のパチプロとして失格だ。運任せにもならない偶然を待っているだけの乞食と一緒だ。運という漢字は、軍が走ると書く。鍛え上げた連中が走って、初めて奇跡を望むことだ。挑むテーマを決めて努力し、初めて運任せができるのだ。それを僕はパチンコで学んだ。
 
 フードデリバリーの話に戻そう。フードデリバリーをしていると街の顔が分かる。そこに住む人がどんな服を着ていて、どんな店が多いのかがわかる。それも面白い。デリバリー専門店の存在も知れたし、実店舗がネットでは名前を変えて営業をしていることも知れた。そういうことが分かれば、時間帯によってどこにいれば注文が入りやすいのかが分かる。そうすれば注文を受ける数も増えていく。

 どんなことでも理論と法則がある。今WOLTではスタバの商品を注文すると1個サービスというキャンペーンをしているが、それで稼げるのは13:00~16:00までのおやつの時間帯だ。それ以降は普通にディナータイムで店の種類は問わずにまんべんなく入るので、短距離で稼ぐのがセオリーだ。21;00以降はデリバリー専門店やテイクアウト専門店が元気になるので、それらの店が多い地域で待機していると良いだろう。22:00以降は注文数も減っていくので、もう少し稼ぎたいと思わなければ切り上げてもよい。待機時間帯に、フードデリバリーのサイトチェックも怠ってはいけない。今いる地域の注文可能店舗がどれくらいあるのか、どんなキャンペーンをしているかを考え、今自分がいる地域に見込みがなければ移動するべきだ。

 こう書いていると、テーマを見つけ、それの成り立ちを分解し、自分なりに検証することが好きなようだ。そういうことができるのはジャーナリストか研究員なのだろう。サイトを作れるようになるべく学校に通っているが、それが目的ではなく手段だ。僕は僕の人生をかけてテーマを見出し、それを究めることがしたい。今は貧困問題だ。自分がいずれ陥るだろうから、それに対してどう切り抜けるかを見出し、生き延びていきたい。もし、それが誰かのためになるなら嬉しい。

 さぁ、パチンコを打たずに済んでいる今が行動の時だ。明日は、今日読めなかったビックイシューを読み、自分の作りたいサイトのカンプを作り、フードデリバリーをしよう。

今日はここまで。おやすみ、世界。
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