第27話:ポルトガルのポルト観光1

文字数 2,659文字

 宿はドンルイス一世橋の近くにあり、川の岸辺には多くのレストラン、カフェが並ぶ、観光時だったので、近くのレストランで夕食をとった。ホテルに帰って、フロントの人と2泊3日の観光計画をたてた。すると、まず、ドンルイス一世橋、ポルト大聖堂、クレリゴスの塔、ボルサ宮、サン・フランシスコ教会、パロキアル・デ・サン・ニコラウ教会、サント・イルデフォンソ教会、サンタ クララ教会が名所だと言った。

 その後、話を続けボルサ宮殿、サン・フランシスコ教会、クレリゴス塔、サント・イルデフォンソ教会、サンタ クララ教会を2日かけて回る事に決めた。翌、8月30日、ホテルを8時過ぎに出て、8時半にポルサ宮殿に到着し入場券を購入し、入場した。大変美しい建物だが、宮殿と言うわけではない。「ボルサ」とは「株」を意味しており商業組合や裁判所、証券取引所として使用されてきた。

 そばには大航海時代のきっかけを作った エンリケ王子の銅像がある。今は、夏の観光シーズンで、チケット購入にも列ができ、人気があり、混んでいた。20分待って、何とか英語の観光ガイド19ヶ国の紋章が飾られてる。外から光が綺麗に入り、とても開放感がある。大理石の階段を上って、紋章の間 を上から見ながらガイドさんの話を聞きます。内部の写真撮影はフラッシュなしで可能だった。

 入口付近の紋章の間は、中央の吹き抜けのホール。ガラス天井のすぐ下にはポルトガルの紋章と当時ポルトと深い関わりのあった19ヶ国の紋章が飾られていた。外から光が綺麗に入り、開放感がある。今でも月に一回、ポルト商工会議所の定例会議が開催される黄金の間。ここは、床の寄せ木細工も素敵である。いよいよ、アラブの間です。アルハンブラ宮殿の影響を受け、18年の歳月をかけて1880年に完成した。

 ここは、ステンドグラスから差し込む光もいい感じで、床の装飾も精緻なアズレージョで最高だ。 近くの、サン・フランシスコ教会は、ポルトガルで最も美しい教会の1つ。目を見張るような金箔の内装、何世紀も前の宗教美術、印象的なカタコンベなどが見どころ。目にも眩しい金箔の天使像や、花を模したモチーフ、非常に精巧な木製彫刻といった内部装飾で知られるサン フランシスコ教会。

 教会内の博物館には数世紀前の貴重な文化財、地下のカタコンベには修道士たちの骨が納められている。市街地に建てられたこの教会は1244 年にアッシジの聖フランチェスコに捧げる小さな教会として建設されたのが始まりで、現在の形に拡張されたのが1400年代初頭。典型的なゴシック様式と、絢爛豪華な金箔装飾で知られている。使われている金箔の総重量は、約400キログラム。

 外をぐるりと歩いて建物を見てみると、重厚なゴシック様式の特徴と中央入口の上にあるバラ窓が目を引く。南側入口の木枠は珍しいムデハレス様式。ポルトガルがイスラム教徒の支配下にあった時代の影響が伺える。教会内部をのぞいてみると、金色に輝く天井、柱、壁に圧倒される。天使、修道士、動物などの像のすべてが光り輝く金箔に覆われている。内部には白い石でできた聖フランチェスコ像など、他にも注目すべき見どころがいっぱい。

 内装をじっくり見た後は、礼拝堂にあるキリストの木も忘れずに見るべき。複雑に入り組んだ木製彫刻で、イエスの家系図などが木の形で表されている。 階下には教会建設当初から伝わる品々が収められた小さな博物館があります。当時の教区の人々が身に着けていたものと思われる衣服やアクセサリーなどを見ることができます。カタコンベに納められている骨は、キリストが再臨する審判の日を待っていると言われている。

 サン・フランシスコ教会はポルトの旧市街にあり、教会は毎日拝観できる。その道の海側に、パロキアル・デ・サン・ニコラウ教会が、サン・フランシスコ教会の向かい側にあります。壁面のアズレージョが非常に綺麗だった。この教会は、小さいけれど美しい。 18世紀、バロック様式と古典様式の両方があり、身廊は1つだけです。ジョアン・グラマによって描かれた素敵な木製のロッコの彫刻とパネルが素晴らしかった。

 その後、徒歩8分でドンルイス一世橋へ行き、橋のたもとに、ケーブルカーの乗り場があった。チケットを買い、ケーブルカーで登ると、そこがドンルイス一世橋の上だった。その道をさらに進み右に曲がると、中央の2つの電車の線路があり、橋の両端の方が歩道になっていた。橋を渡るように進むと休に視界が開け、大きなドゥエロ川の上流や、大きな観光船を見ることができた。

 まさに最高の景色で、赤い屋根と白い壁のポルトの街並みが上から眺められた。その景色は、昔、見た、魔女の宅急便の舞台の街のようだった。向こう岸の左側には非常に横に長い赤い屋根と白い壁の建物が見えた。それがセラ・ド・ピラール修道院だった。歩いて橋を眺めながら渡るきると、公園のような場所に出た。そこからドゥエロ川の下流の素晴らしい景色とポルトの街全体が見渡せ、多くの角度からの景色を撮りまくった。

 ゆっくり眺めていると夕暮れとなり、もう一度、ドンルイス一世橋を渡り、ホテルの方にむかい、18時前にドゥエロ川の河畔のオープンテラスの席について、ゆっくりと夕食を食べて、ホテルに帰った。ワインを飲みながら、今日の観光した所の話をした。翌日は、クレリゴス塔、ポルト大聖堂、サンタ クララ教会を観光する事で下調べをして床についた。

 翌8月31日は、8時に起きて、ホテル近くのドゥエロ川河畔のカフェで朝食をとった。その後、歩いて10分のグレリゴス教会に向かった。つくと、高い塔が立っていて、それがグレリゴスノ塔だとわかった。チケットを買い、登り始めると、塔の上から降りてくる人が挨拶をするので、それに答えながら、かなりの段数登ります。後で聞くと、全部で255段もあったそうで、汗が噴き出た。

 しかし、頂上に着いたときの解放感、爽快感はたまりません。そしてキレイな町を一望できた。クレリゴス教会は、6階建て、76メートルの高い鐘塔「クレリゴスの塔」を持つ教会。降りるのも階段が狭いので、たびたび、止まったりして時間がかかった。降りた後、行きを整えて、クレリゴス教会を外から眺めた。するとクレリゴス教会の外観は、正面のファサードは、17世紀初頭のローマ建築をもとにしたバロック洋式で飾られ重厚なたたずまいだった。その後、中に入ると重厚な外観とは対照的に、教会内部は、甘やかな色使いが美しい。
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