第29話 ぴよのエプロン

文字数 2,696文字


神様って、性別無いんでしょ?

うむ、形態すら無いけどなー

んじゃ、好きな形になれるんでしょう?なんでわざわざパッ・・・

いやな、人型女性形態だと、コレにしかなれなんだななぜか。

身長高いし、スラリとした美女、エルフ美女みたいな感じでいいのに、、

のに?

いや、自分でもわかってんでしょっ!

違いない、、、

身長180くらい、なら胸と尻、あと少し肩幅あれば、かっこいい女性なのに!

何山田、お前もなの? いつの間に参入していた山田
でも!同志かっ!!
そういうのってかっこいくて女性らしくて、いいよなー、自分よりでっかくてもっ!!
そうそう、パット無くても関係無ぇーよ!!
いや!!小柄な可愛い女性たちもすごくいいです!俺ら女性全て素敵でいいと思ってますっ!!!

で、
神様、男性形態だとどうなるの?
こう、、
おおおおおおおおっ!!!顔顔っ!女子2名っ顔っつ!!いつの間に参入?!
オレら男たちでもうっとりするような美男子、つか、美少年でした

もうこっちでいいじゃん
「異世界転移の神様といえば、女神様だろう?」と譲らなかった。
どっからそういう知識、、、

その頃神田は、ダゲーの夢を見ていたそうな、、、



「と、いうことで!」
「「「「何が?」」」」

「いやさ、折角神様らしき何かの夢を見たんだからさあ」
「いやそこ、もう女神とか自称しているんだから、女神様って言ってやれよ」
「いや山田、自称、とか言っちゃっている時点でお前もだから!」
神田、山田を咎めながらも、女神自称説は放置。

「お庭に、女神らしきなにかの祠を作ってあげてはいかがなか?と。」
「「「「まぁ、、いんじゃね?」」」」
「おかげかなんかしらんが、俺ら今平和に生きているしねー」
「山田、誰かが泣いている気がするぞ?、もうちっと優しく、、」


で、バカ3人組が作ってみました。神田がダゲー魔法で土を盛り上げ、その上に板とかで小屋みたいのをつくったら、、
「「犬小屋?」」
女子って、、、
「「祟られないかしら、、、」」
追い打ち

なので、大工さんにお願いいたしました。
いちんちでできた。

「どうしよう?中になんかいれるんだよな?」
「御札とか?」
「写真?」 「「「「ねーよ!!」」」」
「女神像じゃねーの?」
「「「「それだ!!」」」」

で、誰が作るのか?姿を覚えている者は俺、山田、女子2名。
神田はダゲーw

女子たちに木工で頑張ってもらうこと3日。

・・・・・・・
「泣くよな?」
「うん、自称女神絶対泣く」
「・・・・」(よかった、こんな姿じゃなかったんだ、、)神田
「「だから無理だって言ったのに!!」」

結局
「女神様」と書いた御札をとりあえず納めました。
山田は「自称女神」としろ!!と強硬に主張したが、、「やさしくなろうな?」って皆で。

その晩、俺は、山田が縛られてムチ打ちされている夢を見た。
翌日、なぜか山田は頻繁に尻をなでていた。



祠には毎朝、俺達の朝食と同じものを捧げた、小田が。なし崩し的に女神担当は小田に。
小田でよかった!!
と俺らが心底思ったのは、、、まめだった。
ほこらの掃除やら、お花をあげたり、周囲に花壇を作って花を植えたりしはじめたのを見た時だ。

「多分、私達がみえていないところでも、いつも、おだちゃん、いろいろしてくれているんだろうな。」
「うん、多分な。 小田がここを一ヶ月でも留守にしてみろ、多分酷い有様になっちゃうぞ?」
「「「うん」」」
(((だが、フラグ立てるなよ、、神山)))



「はっはっはっ!!お前ら!流石私が見込んだだけあるな!」
はぁ?見込んだ?いつ?
「特に小田!おまえはいいっ!!すばらしいっ!!」
「えー?いったいなにを、、」 を!小田、来たのか? 見回すと俺と小田のみ。いまのことろ。

「小田、お前は見どころがあるっ!!私が直々に鍛えてあげよう。直接女神にするわけにはいかんので、その前段階は女神見習いか、その前って、、おう、聖女だったかなー」
色々忘れてんだな、、、

「いや、見どころある人間が永くいなかったものでな、、」
もしかしたら、拝まれていない?好かれていない?
「しっつれいなっつ!!忘れ去られているだけだっ!!」
「・・・なんか、、大変すみません、、、」
つか、心読まないでください
「フツーにお前の心の声が入ってきてしまうのでな、はっはっは!」
・・・・
「小田、お前は聞こえていた?」
「え?何が?」
よかったー、神だけかー、だよなー、小田の心の声聞こえないもんなー、、、な?

「なのでだ、小田を天界の修行にちょっと連れて行くぞ?何、人間界での一ヶ月ほどだ、あっはっはっはっは!!」





「おはよう、、」
誰ともなく言った。
ベットを起き上がり、、部屋を出て、下に行く。

「おはよう」
というのは神田と沖田。山田はいつもどおり寝ているんだろう。
「小田ちゃんは?」と聞く俺。
・・・・・・・・
「「天界?」」
「沖田、小田の部屋確認した?」
「居なかったよ」
っつーか、お前らも見ていたのかよあれ、、、

視線が厳しい、、、フラグ建てたの俺です、すんません、、しかも祠提案したの俺ですごめんなさい、、、
いや!
「いや!前向きに考えるんだ!!小田が今天界でしゅごいすぎょうをしちえる!!」
「日本語でOK,あせるな神山、普通におちつけ、、」
お、おう、、、
座って、沖田が入れてくれたお茶のんで、「はぁーーー、、」

「って!!、、いや、、まぁ、、帰ってくるまで仕方ないか、、どんだけすごくなってくるんだか、、、」
「性格があんなんなったらいやだなー」失礼な事実を言う沖田
「あの小田だ、それは無い」 安心することを言う神田

んじゃ、、
「んじゃ、家事等などの振り分けだな。」
「じゃないと酷いことになりそうだ、、、」
「私がんばるからー(棒)」勿論沖田

会計等は神田
キッチンは俺と沖田+山田
祠・・
「祠は沖田だろ?」神田
「なぜよ?神田くんがいいんじゃない?まめだし」
「あの女神(自称)だよ?がさつな男より(がさつな)女子のほうがいいに決まっているだろ?」神田
・・・「なんか失礼なこと考えたよね?ね?」
「(俺も明確にわかったがw)それはおいといて、でもあの(自称)女神なら女子がいいのは沖田もわかるだろう?」
「まぁ、、、仕方ないわねー、一応やってみてみるけど、フォローしてよね?」
「「OK」」

「おふぁよー」
山田が降りてきた。
「今仕事の振り分けしている。山田は庭担当なー」
「あれだろ?某管理人さんみたいに箒で掃いたり草むしりしたり、でいいんだろう?」
なにを言っているのかわからんが、わかっている様子なのでオケ。
「ぴよのエプロン用意してくれよなー?」
何言っているのかわからんが、エプロンにぴよってでかく書いて渡そう、、



それから、問題が起きない日は無い日々が続いた。
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