「ナイスガイのゲシ」でかいさん

文字数 817文字

タイトル:ナイスガイのゲシ

ペンネーム:でかいさん


むかしむかし、この世界には夜からやってくるマモノが居ました

マモノはとても悪いもので、人間を食べたりします

人々はマモノを恐れ、夜を祈りながら過ごしていました


しかしある時、一人の英雄が現れたのです

彼の名前はゲシ。とても力持ちでイケメンのナイズガイです


ゲシは言いました


「俺がみんなを守る!一つの場所に集まってくれ!!」


ゲシがそう言うと、人々は北の果てにある氷の大地に集まりました

まもなくすると太陽が沈み、夜が始まります

そして、マモノがやってきました


最初は小さなマモノ

ゲシはなんなくマモノを倒しました


続いて大きなマモノ

ゲシはなんとかマモノを倒しました


そして、とても大きなマモノ。マオウと呼ばれるとてもつよいマモノがやってきました

マオウはつよく、中々倒せません


いくらナイスガイのゲシでも、マオウの相手は大変でした

そんな時、人々の中から声があがりました


「ゲシ一人に任せちゃダメだ!」


ゲシのようなナイスガイが他にもいたのです


「でも、私達はゲシのような力はないわ」

「そうじゃ、わしらに戦う力はない」


人々にはお年寄りや女性も多く、全員がナイスガイではないのです

しかし、知恵のあるナイスガイがこう言いました


「力を合わせて、夜を止めるんだ!」


人々は知恵のナイスガイのことばを聞き、地面に大きな柱を刺して、それをおもいっきり押したのです


すると、どうでしょう。暗い夜が、明るくなったのです

なんと、夜を追い出し、太陽に追いついたのです


太陽が現れると、ゲシと戦っていたマオウは消えました

ゲシはあとちょっとでナイスガイではなくなる所でした。ギリギリセーフです




こうして、この世界からマモノは居なくなりました

今でも北の果てに一日中夜が来ない日があるのと、他の場所でも夜の時間が短いのはこの名残りです


人々はこの日の事をナイスガイの名前にちなんで『ゲシ』と呼び始めました

もう二度と、マモノが現れない事を信じて


めでたし、めでたし

2018/06/21 17:27

dekai3

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