第13話ルシファーさんの力の行方を探して
文字数 1,019文字
今、俺の目の前では剣を携え空中を舞う様に巨大なゴリラを切り付けるヘルミナさんと、その後方で魔術を展開するニーナの姿がある。力で圧倒してくる巨大ゴリラの攻撃を一瞬で躱し脇をすり抜けると同時に脇腹を切り付け、その後空中へ移動、上空から腕を切り落とした。本当に華麗な剣捌きである。ニーナはと言うと、魔法による弓を作り各属性の矢を携え放っている。サクラやスズと同じくニーナも弓使いのようである。ただ矢は魔法矢なので、当たれば爆発するのだが。しかし2人とも体術は元より威力が桁違いである。
「へ~、ヘルミナさんって剣士だったんだ~」優菜がそう言うと、「お母さんは悪魔族で5本に入る剣士なのよ」ニーナが形の良い胸をはる。「私は体術はお母さんから、弓はサクラ達と一緒に学んだの」
「今度手合わせお願いしたいなあヘルミナさんと・・・・」同じ剣士として思う所があったのだろう優菜が告げると「いいですよー。そのときは手加減なしでやりましょうね・・・ウフフフ」ヘルミナさんが笑顔で答える。
何故こうなったかと言うと、さりげない一言で始まった。
「ねえ~優菜。ルシファーさんの力って身体の強化や神霊魔法だけなのかなあ?一応大天使だったにしては少なくないか?」そう言うと、「たしかに変ね。だとしたら奪われたか・・・でもグラトニー以外でそんな事できるのかなあ」そんな話をしているとヘルミナさんが「ルシファーは{スキル合成}と{スキル譲渡}ができるはずですが、リョウさん達はそれでルシファーさんの力の譲渡をしたんじゃないのですか?」
「いいえ、俺固有の能力で引き継ぎました」
「だとすると、力を天使どもに奪われないように洞窟の魔物に譲渡して隠したんじゃないですか。だとすると洞窟のかなり強い魔物に譲渡したと思いますよ。弱い魔物では意味ないですから・・・」ヘルミナさんの意見に納得して頷いた。
「それじゃ洞窟調査行ってくるよ」俺がそう言うと「私も行きたい。お父さんのいた場所見たいの!つれってて、お願い・・・」ニーナが頼みこんで、結局ヘルミナさんも同行することになった。
そして、今に至る。
見事に2人で巨大ゴリラを討伐して見せたのである。「あなた!この子スキルもってるよ」優菜の一言にグラトニーを発動する。
{スキル合成}と{コピー}であった。
試しに{光剣}と{加速}を合成すると{剣舞}になった。剣術と体術が格段にあがったようである。
「へ~、ヘルミナさんって剣士だったんだ~」優菜がそう言うと、「お母さんは悪魔族で5本に入る剣士なのよ」ニーナが形の良い胸をはる。「私は体術はお母さんから、弓はサクラ達と一緒に学んだの」
「今度手合わせお願いしたいなあヘルミナさんと・・・・」同じ剣士として思う所があったのだろう優菜が告げると「いいですよー。そのときは手加減なしでやりましょうね・・・ウフフフ」ヘルミナさんが笑顔で答える。
何故こうなったかと言うと、さりげない一言で始まった。
「ねえ~優菜。ルシファーさんの力って身体の強化や神霊魔法だけなのかなあ?一応大天使だったにしては少なくないか?」そう言うと、「たしかに変ね。だとしたら奪われたか・・・でもグラトニー以外でそんな事できるのかなあ」そんな話をしているとヘルミナさんが「ルシファーは{スキル合成}と{スキル譲渡}ができるはずですが、リョウさん達はそれでルシファーさんの力の譲渡をしたんじゃないのですか?」
「いいえ、俺固有の能力で引き継ぎました」
「だとすると、力を天使どもに奪われないように洞窟の魔物に譲渡して隠したんじゃないですか。だとすると洞窟のかなり強い魔物に譲渡したと思いますよ。弱い魔物では意味ないですから・・・」ヘルミナさんの意見に納得して頷いた。
「それじゃ洞窟調査行ってくるよ」俺がそう言うと「私も行きたい。お父さんのいた場所見たいの!つれってて、お願い・・・」ニーナが頼みこんで、結局ヘルミナさんも同行することになった。
そして、今に至る。
見事に2人で巨大ゴリラを討伐して見せたのである。「あなた!この子スキルもってるよ」優菜の一言にグラトニーを発動する。
{スキル合成}と{コピー}であった。
試しに{光剣}と{加速}を合成すると{剣舞}になった。剣術と体術が格段にあがったようである。