第60話アイドルコンサート爆破①
文字数 989文字
超人気アイドルグループ「プリンセス」は、予想通り、「涙の再出発計画」記者会見をマスコミ各社に通知した。
枕営業を行っていた香澄、陽奈、姫乃は、カメラの前で土下座して「自主退団」。
(実際は、吉原のソープに売り飛ばされた)
芳樹たちは、ここでも妨害工作を行った。
元メンバーの麻友と茜が、新センターの「枕営業とホスト通い、喫煙の写真」を子飼いの後輩を使って入手し、マスコミ各社への通報、SNS、動画サイト投稿をチラつかせたのである。
「5億で勘弁してあげた」
清水亜里沙は、にっこりと、妨害工作の「売り上げ」を全員に報告した。
芳樹は、チーム全員に通達した。
「ただ、同じように会場の後楽園ドームでは、暴露する」
「これで、プリンセスはつぶれる」
「アイドル業界も打撃を受ける」
由紀が芳樹に確認した。
「爆破でなくて、神経性のガスを使うんだよね」
芳樹は、頷いた。
「風間総裁の顏を立てる」
「俺も死傷者までは、望まない」
由紀は、うれしそうに、芳樹と腕を組んだ。
(夏子、麻友、茜は渋い顔になった)
一週間後、「プリンセス」の「涙の再出発計画」記者会見」が開かれた。
マスコミ各社と、アイドルオタクたち(彼らも泣いている)が多く集まり、全く無事に終了した。
その会見を、清水亜里沙と芳樹が偵察した。
(由紀たちは、麻友と茜の面が割れているため、遠慮した)
清水亜里沙は、笑いをこらえきれない。
「芳樹も悪だね、神経性のガスじゃないでしょ?」
「爆破するんだよね、由紀お嬢様にウソ言うの?」
芳樹は、含み笑い。
「爆破はするし、神経性のガスも使うよ」
「でも、相手が違う」
「由紀に言う必要もない」
清水亜里沙の表情が変わった。
「何か・・・とんでもないこと考えてない?」
芳樹は、表情を変えない。
「俺には、表のトップも、裏のトップも関係ない」
「潰したい奴を潰すだけ」
清水亜里沙は芳樹の顏を覗き込んだ。
「それ、浩二さんにも言ってあるの?」
芳樹は、深く頷いた。
「実は、浩二さんから、新案が来た」
「もちろん、ガキ娘には内緒だ」
「亜里沙姉さんにも、実名は言わないよ」
清水亜里沙は、「実名」を察した。
「ついに、やっちまうのかい」
「それで・・・あ・・・神経ガス?」
「もしかして、殺しはしないで、生きる屍にするの?」
芳樹は笑った。
「浩二さんが、その面ではプロだ」
「二重三重に計画済み」
清水亜里沙は、笑って、芳樹の尻を掴んだ。(今夜も抱くのサインである)
枕営業を行っていた香澄、陽奈、姫乃は、カメラの前で土下座して「自主退団」。
(実際は、吉原のソープに売り飛ばされた)
芳樹たちは、ここでも妨害工作を行った。
元メンバーの麻友と茜が、新センターの「枕営業とホスト通い、喫煙の写真」を子飼いの後輩を使って入手し、マスコミ各社への通報、SNS、動画サイト投稿をチラつかせたのである。
「5億で勘弁してあげた」
清水亜里沙は、にっこりと、妨害工作の「売り上げ」を全員に報告した。
芳樹は、チーム全員に通達した。
「ただ、同じように会場の後楽園ドームでは、暴露する」
「これで、プリンセスはつぶれる」
「アイドル業界も打撃を受ける」
由紀が芳樹に確認した。
「爆破でなくて、神経性のガスを使うんだよね」
芳樹は、頷いた。
「風間総裁の顏を立てる」
「俺も死傷者までは、望まない」
由紀は、うれしそうに、芳樹と腕を組んだ。
(夏子、麻友、茜は渋い顔になった)
一週間後、「プリンセス」の「涙の再出発計画」記者会見」が開かれた。
マスコミ各社と、アイドルオタクたち(彼らも泣いている)が多く集まり、全く無事に終了した。
その会見を、清水亜里沙と芳樹が偵察した。
(由紀たちは、麻友と茜の面が割れているため、遠慮した)
清水亜里沙は、笑いをこらえきれない。
「芳樹も悪だね、神経性のガスじゃないでしょ?」
「爆破するんだよね、由紀お嬢様にウソ言うの?」
芳樹は、含み笑い。
「爆破はするし、神経性のガスも使うよ」
「でも、相手が違う」
「由紀に言う必要もない」
清水亜里沙の表情が変わった。
「何か・・・とんでもないこと考えてない?」
芳樹は、表情を変えない。
「俺には、表のトップも、裏のトップも関係ない」
「潰したい奴を潰すだけ」
清水亜里沙は芳樹の顏を覗き込んだ。
「それ、浩二さんにも言ってあるの?」
芳樹は、深く頷いた。
「実は、浩二さんから、新案が来た」
「もちろん、ガキ娘には内緒だ」
「亜里沙姉さんにも、実名は言わないよ」
清水亜里沙は、「実名」を察した。
「ついに、やっちまうのかい」
「それで・・・あ・・・神経ガス?」
「もしかして、殺しはしないで、生きる屍にするの?」
芳樹は笑った。
「浩二さんが、その面ではプロだ」
「二重三重に計画済み」
清水亜里沙は、笑って、芳樹の尻を掴んだ。(今夜も抱くのサインである)