入れ替わりルールについて

エピソード文字数 2,013文字

―― 入れ替わりについてのルール ――



・入れ替わり体質の人間は、常に入れ替わり続けなければならない。


・入れ替わった直後から、約四時間は再度入れ替わりが出来ない。


・男でいられる時間や女でいられる時間は個人差がある。


・蓮の場合、男が約九時間。女は約七時間。
・凛の場合、男が約七時間。女は約九時間など。

・この時間が「普通に生活できる」基本時間となる。



・この基本時間を過ぎて入れ替わらないでいると、入れ替わりを促す警告が始まり、そこから約三時間の間に入れ替わらなければならない。


リミット開始から警告のような頭痛が来るようになり、次第に痛みが強くなる。

リミット開始から一時間ほどなら、入れ替わり体質特有の頭痛も許容範囲。


ただし、この時間までには、安全に入れ替われる場所を確保していないとまずい。

リミットから一時間経過。そして二時間経過まで。


この段階になると頭痛も酷くなり、高熱を出したような症状に頭も重くなる。

身体能力も著しく低下。行動にも支障が出てくる。


非常に危険。すみやかに安全な場所へ直行し、入れ替わりを行わなければならない。


リミットから二時間経過。そして二時間半経過まで。


入れ替わりを促す頭痛がピークになり、何も考えられなくなるほど。

歩くのも困難になり、次第に身体が動かなくなってしまう。

最早自分で何もする事ができなくなる。



更に時間が過ぎになると、ここからは精神力の強さの問題。

気を抜けばあっさり意識を失い、強制入れ替わりが行われる。 


この段階で安全な場所に居ないという事は、正体がバレる事を意味する


・リミットの症状が軽い間に入れ替わるのがセオリーとなる。

―― 蓮の平日の過ごし方 ――


ほんの一例



前日。寝る前に四時間経過した状態の「楓蓮」になっておき、起床。


学校に行く為に「蓮」に入れ替わる。


ちなみに。これは理想のサイクルなので、前日に蓮になってても問題ない。


だが。前日に蓮の状態で三時間以上過ごした場合は、放課後までリミットが持たないので非常に危険になる。その場合、早退するか、学校を休まなければならなくなる。 

「蓮」となり高校へ。

朝七時過ぎから、午後四時半頃までの学校生活の後、帰宅。


既に「蓮」でいられる時間は少ないので「楓蓮」となる。


学校の時間はどうしても前後するので、リミット一時間経過などはわりと普通に起こりえる。

ただし、学校が終われば家に帰るだけなので、問題ない。


一話で俺が部活出来ないと言ったのは、このリミット制限があるから。



 学校から帰ってから楓蓮となり、アルバイトへ。

 バイト中にも「四時間制限」は開放される。


 午後十時半には帰宅し、できればリミットが来る前に就寝する。


ちなみに。リミットが来た状態で就寝するのは。実は不可能だったりする。

 

 その理由は、寝るというアクションが、入れ替わるアクションと非常に似ている上、リミットの頭痛で寝る事に集中出来ない。


 何度か試したことがあるが、一度も成功した事がない。 

 これはもっと先の話に出てくるので、その時にもう一度説明する。


もう一例。

美優と魔優のチェンジ方法。

私達双子さんは、男と女。どちらの容姿も双子さんです。


世間では「美優」と「魔樹」しか認知されていませんので、魔優と逆の性別に入れ替わり続ける事によって、四時間制限をクリアさえすれば、ある意味どの時間でも入れ替わる事が出来るのですよ。

基本は蓮くんのようなスケジュールとなります。

私は「魔樹」で学校。帰宅してから喫茶店では、美優になりすました「魔優」になるんです。

私は逆ですね。

学校へは「美優」。帰宅してから喫茶店で、魔樹になりすました「美樹」となりまう。

これが基本パターンだけど……


四時間制限さえクリアすれば、学校でのチェンジも可能です。

魔樹になりすました「美樹」が蓮くんに謝罪したあの日ね。

15,16話。白竹姉弟の謎より。
私が魔樹となって蓮くんに……男の子が好きなのですか? と聞いた日ですね。

本当に男の子が好きでも、そんなストレートに聞いても答えてくれないでしょ。

あはっと。それわそうですけどぉ。


だけど蓮くんって不思議なんですねぇ。

なんだかあんまり……ほかの男の子とは違う。何かがあるのでし。

美優。話が逸れちゃってる。戻しましょうね

あひっ! わかりました。


というわけでぇ……

朝から魔樹になりすました「美樹」で、蓮くんと一緒にお食事した後、


昼休憩の間に、魔優と一緒にトイレでチェンジしますた。


お互い別の性別に入れ替わる事で、いつでも交代可能(入れ替わって四時間制限中はダメだけど)

私達双子だから出来る、必殺技ですよっ!

という訳で。三章始まります。


ここからは読者さんだけに分かるように、アイコンの名前の色で私達を判別できますが、

家族以外の人達には「美優」「魔樹」しか認知されてませんのでよろしくです。


―――――――――――――――――――



次回の入れ替わりルールについて。は四章開始時です。

では本編始まります


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登場人物紹介

キャラのプロフィールは、章の始まりにも記載しています。


ここに記載されているのは主要人物です。

その他の登場人物は章の始まりなどに記載しています。


読者視点は神視点。

物語の中の人達が知らないことを全部見る事ができます


また、二章からはキャラの心の声まで聞こえます(フキダシが灰色)

 ★ 黒澤 蓮 くろさわ れん


 本編の主人公。高校一年


 男女入れ替わり体質。
 
 弟の凛と共に、新天地で新たに生まれ変わろうと、楽しい学校生活を送ろうとする。友人作りに重きを置き、人との付き合いにはとても慎重である。


 とても弟思いの良いお兄さん(お姉さん)

 ★ 白峰楓蓮 しらみねかれん


  蓮の女性の姿。白峰というのは偽名。

  黒澤家とは繋がりを見せないように演じる。


  心の中は男の子なので、女の子のファッションやらに興味が無い。

  とても美人なのにあまり自覚がなく、女性の姿はオマケだと思っている。

 ★ 黒澤 凛 くろさわりん


 小学校六年生


 男女入れ替わり体質。

 

 兄である蓮を慕い、とっても素直で女の子のような性格。
 ことある毎に兄に甘えてしまい、いつまで経っても、子供のままなので、蓮は凛の将来をとても心配している。



 ★ 白峰 華凛 しらみねかりん


 凛の女性の姿。

 外部との接触が無いので、彼女の存在を知るのは家族だけ。

 楓蓮と違い、おしゃまさん。


 ★ 美神聖奈 みかみせいな


 高校で蓮と同じクラスとなる。実は小学四年生までの幼馴染。


 容姿端麗。成績優秀。運動神経抜群。リーダーシップ抜群。お金持ち。

 など、全てを兼ね備えている人。


 二人目の主人公。

 ★ 白竹 美優 しらたけ みゆう


 蓮と同じクラスとなる。ピンクの髪が目立つ美人。

 自分の家の喫茶店で働いており、メイド服で接客をこなす。


 学校と喫茶店では、雰囲気がまるで違うのには理由があり……

 

 三人目の主人公。 

 

 ★ 白竹魔樹 しらたけまき


 蓮の隣のクラス。美優は双子の姉弟。


 学校ではとてもクール。喫茶店では男の娘?

 双方を知る蓮にとっては、非常に疑問な人物。


 四人目の主人公

 ★ 染谷龍一 そめやりゅういち


 蓮と同じクラスとなり、前の席という事で付き合い始める。

 わりと積極的。学校ではいつも笑顔で誰にでも優しいが……

 

 五人目の主人公

 ★ 平八 へいはち 


 聖奈専属の運転手。

 黒澤家の秘密を知っており、蓮の親である麗斗(れいと)とは旧知の仲



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