あとがき

文字数 340文字

この作品は私が書いた三作目の長編です。

前ニ作が自分の書きたいことを書いたのに対し、本作は小説大賞における選考を意識して書きました。

そのおかげか、某小説大賞で三次選考まで通過することができました。

どうやら時代は「私にしか書けない作品」ではなく「誰でも書ける作品の中で多少個性が光る作品」を求めているようです。

つまり、本作はそういう作品です。

もちろん、一次落ちだろうと四次落ちだろうと落選作にかわりありません。
言わば「ゴミの中ではマシな方なゴミ」というだけのことです。
少なくとも、出版社にとっては。

偽善が蒼葉の父親を斬った理由など、少々無理矢理っぽいところがあるので、やはりプロレベルには届かないことは自覚しています。

しかし、私にとっては大事な作品です。
彼らの生き様は私の憧れなので。


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