文字数 1,086文字

 二千十八年 一月 二十三日


 どうしよう!
 ママに見られたかな、、、?
 それにしても、日記を机に置きっぱなしで、家を出てしまうなんて。
 しかも、昨日のページを開きっぱなし。
 何やってるの、私!
 恥ずかしい!
 どうしよう!
 大したことは書いていなかったけれど、ママにどう思われたか、、、。
 あまりに気疲れしたからといって、書き終えてそのまま、アラームも設定せずねむりに落ちてしまうなんてありえない。
 バカ

 後悔先に立たず、すばらしい言葉ですよね。
 失敗をつみ重ねることで人は成長していくのですから、くよくよしたって仕方ありません。
 大丈夫と信じて、今日の分の日記を書いていこうと思います。
 なんて書いた時点で、もう書いてますよね!
 日記の習かんをつけようと、バカはバカのままなのですね。

 今日もクラスメートのみんなはよそよそしくて、教室にいづらかったです。
 冷たい視線をひんぱんに感じて、さけられて。
 はっきり書いて、居心地は悪いですが、時間が経てば、なれてくるものでしょうか。
 少し前まではみんな、ききなれないののしり言葉を、あんなにきかせてくれていたのに。
 そう考えると寂しいです。
 けれど、みんなは、止めてと言ってもママの悪口を止めなかったのですから、そんな悪人たちとの思い出なんて早く忘れないといけません。
 でも、忘れたいと思うことほど、忘れられないものですよね。
 忘れられなくて苦しくて、苦しくて涙を流して、そうやって涙を流しているうちに、記おくはより思い入れの強い記おくとなり、ますます頭からはなれなくなってしまいます。
 それに反して、みんなの方はきっと、私との出来ごとどころか、私のことだって、すぐに忘れてしまうと思います。
 なぜなら、けん常者のみんなにとってそれらは、忘れたいとも忘れたくないとも考えない、限りなく小さくて、色味のうすい記おくであるはずですから。

 自分で書いていてなんですが、何だか、ポエムのような湿っぽさがはなにつきますね、、、。
 私自身、詩がきらいというわけではないのですが、日記という形態を取っている以上それは、あまり好ましいことでないように思えます。
 それとも、ポエムのような文体、これを個性と捉えても良いのでしょうか。
 良いのであれば、良いのですが。

 それでは、ある程度書いたので、今日はここまでにしておきます。
 ちなみに、一日分においての文章りょうの変化は、今のところありませんが、心なしか、ペンを走らせるスピードは早くなってきている気がします!
 それでもなお、十数分はかかっているのですが、、、。

 これからの成長も、楽しみです!
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み