チャットノベルについて3

文字数 1,056文字

そういえば、チャットノベル形式だけどさ。
はい? なんでしょう?
一般小説の話をしたときに創作の方法が形式数の差を埋めてるみたいな話をしただろ。あれってチャットノベル形式だとまた違う創作の方法とかになるのか?
いい質問です。そうですね、一般小説の時はあらかじめ持っている今まで書いた作品をコピペで張り付けるっていう話はしたと思います。
そうだな。だから一般小説形式で書かれているものはっぱり多いって。
というより、正直チャットノベルが一般小説の時に話した書き方と相性が悪いんです。
相性が悪い?
一般小説の場合は先ほども言ったように別のツールなどを使って書いた文章をコピペして一度にまとまった文章を書くことが可能です。ですが、チャットノベル形式になるとその方法をとると手間が増えてしまうのです。
手間が増える? 面倒くさいってことか?
実際に触った方は分かると思いますが、チャットノベル形式ではこういうセリフを都度都度書くようになります。その場合、一般小説では話数ごとに切り分けてコピペで済んでいたことがセリフごとになってしまいます。地の文を入れたり、場面転換、登場人物の会話が増えれば増えるほどにその回数は多くなるのです。
……たしかにそれは面倒くさそうだな。
その点、一般小説は多くの文章を一度に張り付ければ終わりです。これがコピペを使った創作方法とチャットノベル形式が相性が悪いと思う理由です。まあ、私が知らないだけでもしかしたらいい方法があるのかもしれませんけど。
そうだな。相性というところは悪そうだな。喋る人物が変わるたびに切り替えてコピペしての繰り返しだからな。
慣れてしまえばどうってことないんでしょうけど、一般小説形式のコピペに慣れてしまうとなかなか辛いものがあります。
後はそもそもチャットノベル形式を想定した作品を今まで書いたストックの中に持っていない場合が多いですからね。そういった意味ではコピペをする元作品というのがないということになるので余計な気がします。
勝手なイメージですがチャットノベルを書かれている人たちは直接執筆画面に書き込んでいるんじゃないですかね。プロットを組むのは自分の持ってるツールで、実際の執筆はノベルデイズに直接、みたいな感じで。
手間を考えるとその人の方が多そうだよな。まあ、さっきも言ってたけど、筆者が知らないだけで何かいい方法があるのかもしれないけどな。
こうやって書いていると、地の文なしというのは昔を思い出して割と新鮮な気持ちになれるのでいいですね。皆さんにもぜひやってみてほしいです。
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