第7話 (番外編・バイデン氏の声明について)日系人強制収容の謝罪を再確認した件
文字数 3,563文字
2021・2・23
地上波放送を始めマスコミ各社では、大坂なおみ選手の全豪オープン優勝を大々的に取り上げ、日本国中が勝利の美酒に酔い痴れている。
このコロナ禍に報道される数少ない嬉しいニュースの1つだし、東京オリンピックを控える関係者に取っても非常に意義の有る優勝だ。
至極嬉しい事で私自身も快哉を贈りたい。
とは言え先週末2月19日に発出されたバイデン氏の、日系人収容に対する謝罪の再確認について、日本国内で殆ど報道されないのは如何なる思議に因るものか。
以下にワシントン時事の記事を引用する。
バイデン米大統領は、第2次大戦中に日系人の強制収容につながる大統領令が署名されて79年になる19日、「米国の歴史の最も恥ずべき時代の一つ」として、連邦政府の謝罪を「再確認」する声明を発表した。
声明は「日系米国人は彼らの生まれだけを理由に標的にされ、投獄され、非人道的な強制収容所で生きることを余儀なくされた」と指摘。「米国は、すべての人の自由と正義という建国以来の理想を実現することはできなかった」と表明した。
真珠湾攻撃翌年の1942年2月、当時のルーズベルト大統領は大統領令9066号に署名。日系人約12万人が「敵性外国人」のレッテルを貼られ、収容所で過酷な生活を強いられた。レーガン政権の88年になって公式な謝罪と補償が行われた。 以上。
と、これ以上のニュースがあるのか?
何故大して報道されないのか。
では日本の外務省担当関係者には連絡が無かったのか、と、言うと、そうではないと思う。
然るに事前に知らされていたとしても、これは飽く迄日系「米国人」に対しての声明であって、現在の「日本人」や「日本国」に対してのものではない。
故に日本に拘る事であっても非常にデリケートな問題で、下手な発言をすると内政干渉にも繋がり兼ねない。
因って外務省を始め政府としては静観せざるを得ないし、報道も敢えて取り上げない、と、言った処か。
しかしそれだけでこの声明に対し、触れずに座視する地上波放送を始め報道各社はどうなっているのか、と、疑念を持たざるを得ない。
それにこれはバイデン氏がトランプ氏とは日本国に対して違う立場に有る、と、言う、重大な意思の表明に他ならないと言う側面もある。
トランプ前大統領は就任前に米メディアのインタビューで、この日系人収容問題に関して、「(どう評価するかは)その時代に行ってみないと分からない」と述べた事があるのだ。
そこからするとバイデン氏の発言も肯ける。
とは言えこの声明に隠された意図を読み取る事こそが、現代に生きる日本人に取って最も重要な事ではないのだろうか。
先ず最初にこれが日系人収容問題に対してであって、他の問題には一切言及されていない点について着目してみる。
この声明では米国が「日系米国人」に対して「非人道的」であり、米国に取っては「最も恥ずべき時代の一つ」であった事をバイデン氏が認めていて、確かに当時の米国での日系人に対する酷い仕打を顧みて、米国民に自省を促す為の一助となった点では非常に意義が有るし、日本人の私としてもこの声明に快哉を贈りたい。
が、これは、飽く迄日系人収容問題に対しての声明なのであって、広島や長崎への原爆投下に対しての声明ではない。
例えばこれが原爆投下に対し、「非人道的」であり、米国に取っては「最も恥ずべき時代の一つ」等と発言していたとしよう。
そんな声明が発出されようものなら今頃米国内は大騒ぎになり、それこそトランプ氏宜しく今度はバイデン氏の弾劾にも繋がり兼ねない。
恐らくそんな声明は票田となる退役軍人が、ベテランズデーのイベントに参加しなくなる時を経て、その後百年経っても発出されない筈。
米大統領がルーズベルトの人権問題に対して言及する事は許されても、トルーマンの原爆投下に対して言及する事は米退役軍人が許さないのである。
そこを日本人は認識すべきである事が1点。
そして今1点はバイデン氏が過去の「日系米国人」を通して今の日本国に対し、トランプ氏とは逆の立場を表明した、と、言う点に着目。
知っての通り「晋三↔ドナルド」、として、大した無理を押し付けられる事無く、良好な日米関係を保てた米トランプ政権下の4年間。
トランプ氏は日系人の収容に関して声明を発出する事が無かった代わりに、思いやり予算の更なる増額や防衛費の極端な引き上げ等を要求する事も無く、無難にやり過ごす事が出来た。
しかしこの声明がバイデン氏に拠る、「トランプの時みたいに、そんなに都合良くは行かないよ」、と、言う日本国に対するメッセージとは取れまいか。
コロナ禍の現在。
折が折である。
200兆円超の財政出動を控えた米国だ。
同盟国への負担を増やさなければならい。
今は今としてアフターコロナを迎えた時に、さて、どの国に負担を背負わせようか。
と、貴方が米大統領ならどの国にその負担を背負わす事を考える?
ならばその前に出来得る限り金を掛けず、貴方を尊重していますよ、と、声明を発出する事くらいお安い御用なのではあるまいか。
声明を発したところで一銭も掛からない。
貴方に謝意を表明します。
昔は本当に悪い事をした。
原爆投下の事は謝罪出来ないけど、出来得る範囲内で貴方には過去の謝罪を。
その代わり貴方にはそれ相応の負担を、と。
考えてもみて欲しい。
この処の隣国韓国の迷走ぶりを。
経済の低迷から人気が下落。
その都度国民の機嫌を取る為に反日行為や反日発言を繰り返し、支持率の上昇どころかそれが裏目にしか出ていない文在寅政権である。
経済の停滞を創出した彼は歴代韓国大統領の中でも、トップクラスのその手腕の無さを露呈している。
頼みの中国にはソッポを向かれ。
北との融和を図るも馬鹿にされ行き止まり。
検察改革は玉ねぎ男のせいで大失態。
その検察にも愛想を尽かされ、挙げ句他でも無い日本政府自体に対する有罪判決の裁定。
畢竟日本政府には輸出規制の解除どころか、口さえ利いて貰えない状況である。
おまけに元従軍慰安婦の代表格李容洙(イ・ヨンス)氏が、以前の正義連代表尹美香(ユン・ミヒャン)氏の慰安婦支援金の流用を告発した意趣返しからか、その尹美香氏に慰安婦では無かった等とされ、韓国内で「フェイク慰安婦」と呼ばれる有様。
それなのに慰安婦支援金を流用した尹美香氏が北とのネットワークを持つ為に、切るに切られず彼女を庇い続ける文在寅氏。
一体慰安婦問題とは韓国に取って、ビジネスツールの一つなのか、それとも政治利用ツールの一つなのか。
理解に苦しむ。
また外貨準備金はと言うと大幅な不足から、FRBに外貨準備用の$を用立てて貰う瀕死の状態である。
GーSOMIAを崩壊寸前にさせた時同様、
今回も米国に激怒された文在寅氏。
バイデン氏にも就任早々に諫言され、以前日韓の慰安婦合意を反故にするも、今度はそれを肯定する発言に迄追い込まれた。
韓国内ではレームダック化が止まらず、文政権は今後「BTS」や「パラサイト」等のエンターテイメントをバックアップするらしい。
最早彼はエンタイくらいしか口にする事が出来ない程、追い込まれているのだ。
そのうち「BTS」は良いとしても、「パラサイト」に到ってはヘルコリアと言われる韓国の闇を、ポン・ジュノ氏が見事に表現して見せた映画なのであって、そのヘルコリアを益々酷くさせた張本人の文在寅氏がバックアップすると言っても、何の説得力も無い。
文在寅氏を見るに付け憤りを通り越して、最早悲哀さえ感じる。
恐らく任期終了後歴代大統領と同様、収監されるかそうで無くとも罪人になるのだろう彼。
そんな大統領を擁する隣国韓国に、対中国や対北朝鮮への要としての重責が負えるのか?
アフターコロナを迎えた時米国がどの国に負担を強いるか、またどの国を矢面に立たせるかは明らかである。
今正に日本人は褌を締め直す時なのだ。
バイデン氏の声明をそれ等安全保障問題への布石或いはプロローグ、と、考えるのは果たして考え過ぎだろうか。
もし私が担当外務官僚であれば、このバイデン氏の声明を恐々として受け留めたであろう。
今こそ日本人は日系人の収容と共に、何故その事は謝罪出来ても原爆投下を米大統領が謝罪出来ないのかの意味と、今後の安全保障問題と文政権後の日韓関係の改善について、もう一度深く考えるべき時なのではないだろうか。
この日系人収容に対するバイデン氏の声明と、米国ニューヨーク州ロングアイランドのエルモントで長きを過した大坂なおみ選手の全豪オープン優勝の時期が重なった事を、私には偶然とは思えないのだが如何か。
地上波放送を始めマスコミ各社では、大坂なおみ選手の全豪オープン優勝を大々的に取り上げ、日本国中が勝利の美酒に酔い痴れている。
このコロナ禍に報道される数少ない嬉しいニュースの1つだし、東京オリンピックを控える関係者に取っても非常に意義の有る優勝だ。
至極嬉しい事で私自身も快哉を贈りたい。
とは言え先週末2月19日に発出されたバイデン氏の、日系人収容に対する謝罪の再確認について、日本国内で殆ど報道されないのは如何なる思議に因るものか。
以下にワシントン時事の記事を引用する。
バイデン米大統領は、第2次大戦中に日系人の強制収容につながる大統領令が署名されて79年になる19日、「米国の歴史の最も恥ずべき時代の一つ」として、連邦政府の謝罪を「再確認」する声明を発表した。
声明は「日系米国人は彼らの生まれだけを理由に標的にされ、投獄され、非人道的な強制収容所で生きることを余儀なくされた」と指摘。「米国は、すべての人の自由と正義という建国以来の理想を実現することはできなかった」と表明した。
真珠湾攻撃翌年の1942年2月、当時のルーズベルト大統領は大統領令9066号に署名。日系人約12万人が「敵性外国人」のレッテルを貼られ、収容所で過酷な生活を強いられた。レーガン政権の88年になって公式な謝罪と補償が行われた。 以上。
と、これ以上のニュースがあるのか?
何故大して報道されないのか。
では日本の外務省担当関係者には連絡が無かったのか、と、言うと、そうではないと思う。
然るに事前に知らされていたとしても、これは飽く迄日系「米国人」に対しての声明であって、現在の「日本人」や「日本国」に対してのものではない。
故に日本に拘る事であっても非常にデリケートな問題で、下手な発言をすると内政干渉にも繋がり兼ねない。
因って外務省を始め政府としては静観せざるを得ないし、報道も敢えて取り上げない、と、言った処か。
しかしそれだけでこの声明に対し、触れずに座視する地上波放送を始め報道各社はどうなっているのか、と、疑念を持たざるを得ない。
それにこれはバイデン氏がトランプ氏とは日本国に対して違う立場に有る、と、言う、重大な意思の表明に他ならないと言う側面もある。
トランプ前大統領は就任前に米メディアのインタビューで、この日系人収容問題に関して、「(どう評価するかは)その時代に行ってみないと分からない」と述べた事があるのだ。
そこからするとバイデン氏の発言も肯ける。
とは言えこの声明に隠された意図を読み取る事こそが、現代に生きる日本人に取って最も重要な事ではないのだろうか。
先ず最初にこれが日系人収容問題に対してであって、他の問題には一切言及されていない点について着目してみる。
この声明では米国が「日系米国人」に対して「非人道的」であり、米国に取っては「最も恥ずべき時代の一つ」であった事をバイデン氏が認めていて、確かに当時の米国での日系人に対する酷い仕打を顧みて、米国民に自省を促す為の一助となった点では非常に意義が有るし、日本人の私としてもこの声明に快哉を贈りたい。
が、これは、飽く迄日系人収容問題に対しての声明なのであって、広島や長崎への原爆投下に対しての声明ではない。
例えばこれが原爆投下に対し、「非人道的」であり、米国に取っては「最も恥ずべき時代の一つ」等と発言していたとしよう。
そんな声明が発出されようものなら今頃米国内は大騒ぎになり、それこそトランプ氏宜しく今度はバイデン氏の弾劾にも繋がり兼ねない。
恐らくそんな声明は票田となる退役軍人が、ベテランズデーのイベントに参加しなくなる時を経て、その後百年経っても発出されない筈。
米大統領がルーズベルトの人権問題に対して言及する事は許されても、トルーマンの原爆投下に対して言及する事は米退役軍人が許さないのである。
そこを日本人は認識すべきである事が1点。
そして今1点はバイデン氏が過去の「日系米国人」を通して今の日本国に対し、トランプ氏とは逆の立場を表明した、と、言う点に着目。
知っての通り「晋三↔ドナルド」、として、大した無理を押し付けられる事無く、良好な日米関係を保てた米トランプ政権下の4年間。
トランプ氏は日系人の収容に関して声明を発出する事が無かった代わりに、思いやり予算の更なる増額や防衛費の極端な引き上げ等を要求する事も無く、無難にやり過ごす事が出来た。
しかしこの声明がバイデン氏に拠る、「トランプの時みたいに、そんなに都合良くは行かないよ」、と、言う日本国に対するメッセージとは取れまいか。
コロナ禍の現在。
折が折である。
200兆円超の財政出動を控えた米国だ。
同盟国への負担を増やさなければならい。
今は今としてアフターコロナを迎えた時に、さて、どの国に負担を背負わせようか。
と、貴方が米大統領ならどの国にその負担を背負わす事を考える?
ならばその前に出来得る限り金を掛けず、貴方を尊重していますよ、と、声明を発出する事くらいお安い御用なのではあるまいか。
声明を発したところで一銭も掛からない。
貴方に謝意を表明します。
昔は本当に悪い事をした。
原爆投下の事は謝罪出来ないけど、出来得る範囲内で貴方には過去の謝罪を。
その代わり貴方にはそれ相応の負担を、と。
考えてもみて欲しい。
この処の隣国韓国の迷走ぶりを。
経済の低迷から人気が下落。
その都度国民の機嫌を取る為に反日行為や反日発言を繰り返し、支持率の上昇どころかそれが裏目にしか出ていない文在寅政権である。
経済の停滞を創出した彼は歴代韓国大統領の中でも、トップクラスのその手腕の無さを露呈している。
頼みの中国にはソッポを向かれ。
北との融和を図るも馬鹿にされ行き止まり。
検察改革は玉ねぎ男のせいで大失態。
その検察にも愛想を尽かされ、挙げ句他でも無い日本政府自体に対する有罪判決の裁定。
畢竟日本政府には輸出規制の解除どころか、口さえ利いて貰えない状況である。
おまけに元従軍慰安婦の代表格李容洙(イ・ヨンス)氏が、以前の正義連代表尹美香(ユン・ミヒャン)氏の慰安婦支援金の流用を告発した意趣返しからか、その尹美香氏に慰安婦では無かった等とされ、韓国内で「フェイク慰安婦」と呼ばれる有様。
それなのに慰安婦支援金を流用した尹美香氏が北とのネットワークを持つ為に、切るに切られず彼女を庇い続ける文在寅氏。
一体慰安婦問題とは韓国に取って、ビジネスツールの一つなのか、それとも政治利用ツールの一つなのか。
理解に苦しむ。
また外貨準備金はと言うと大幅な不足から、FRBに外貨準備用の$を用立てて貰う瀕死の状態である。
GーSOMIAを崩壊寸前にさせた時同様、
今回も米国に激怒された文在寅氏。
バイデン氏にも就任早々に諫言され、以前日韓の慰安婦合意を反故にするも、今度はそれを肯定する発言に迄追い込まれた。
韓国内ではレームダック化が止まらず、文政権は今後「BTS」や「パラサイト」等のエンターテイメントをバックアップするらしい。
最早彼はエンタイくらいしか口にする事が出来ない程、追い込まれているのだ。
そのうち「BTS」は良いとしても、「パラサイト」に到ってはヘルコリアと言われる韓国の闇を、ポン・ジュノ氏が見事に表現して見せた映画なのであって、そのヘルコリアを益々酷くさせた張本人の文在寅氏がバックアップすると言っても、何の説得力も無い。
文在寅氏を見るに付け憤りを通り越して、最早悲哀さえ感じる。
恐らく任期終了後歴代大統領と同様、収監されるかそうで無くとも罪人になるのだろう彼。
そんな大統領を擁する隣国韓国に、対中国や対北朝鮮への要としての重責が負えるのか?
アフターコロナを迎えた時米国がどの国に負担を強いるか、またどの国を矢面に立たせるかは明らかである。
今正に日本人は褌を締め直す時なのだ。
バイデン氏の声明をそれ等安全保障問題への布石或いはプロローグ、と、考えるのは果たして考え過ぎだろうか。
もし私が担当外務官僚であれば、このバイデン氏の声明を恐々として受け留めたであろう。
今こそ日本人は日系人の収容と共に、何故その事は謝罪出来ても原爆投下を米大統領が謝罪出来ないのかの意味と、今後の安全保障問題と文政権後の日韓関係の改善について、もう一度深く考えるべき時なのではないだろうか。
この日系人収容に対するバイデン氏の声明と、米国ニューヨーク州ロングアイランドのエルモントで長きを過した大坂なおみ選手の全豪オープン優勝の時期が重なった事を、私には偶然とは思えないのだが如何か。