(四)
文字数 212文字
体育館を出て、屋根付きの廊下を進んで行き校舎に入った。
三階建ての鉄筋コンクリート造りの建物の中は、かつて小学校だったとは思えない程改装されていた。
研究室には研究所の所長兼主席研究員のサトー博士、人工知能の専門家のアンナ・ヤマダエフ博士、それに鳥栖博士と院生の田代さん、それから今日は来ていない何人かの大学院生がいるという話だった。
逆に言うと、同級生の二日市サム、基山デニス、春日エリーの三人はここにはいない。
(続く)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)