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怪物詩篇/妖怪和歌
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蛇視
文字数 223文字
蛇視と見据えし魔眼が孕むは
はたして悪意か 果てぬ呪怨か
美しきは罪たるが故
女神の威光に呑まれ朽ち
生まれ堕つるは罰たる醜
魔窟と絡む
緑鱗
(
りょくりん
)
の息吹が
卑しき
鎖錠
(
さじょう
)
と捕らえり
白亜の虜囚が曝したるは沈黙彩る真実か
心無くして溺れる業が満ちるも無しに繰り返さん
蛇視と見据えし魔眼が孕むは
はたして悪意か 果てぬ呪怨か
嗚呼、それは煉獄に燻る愁訴なれど
もはや憐憫すら失えり
おぞましき妖姫よ
去
(
い
)
ね!
そして、私も石と化す……
夢幻永劫の慰みに……
(Image for メデューサ)
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野獣の王
怪物詩篇/妖怪和歌
凰太郎
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【はじめに】
コンテンツ概要
怪物詩篇
怪物の嘆き
誇り高き野卑
赤いワルツ
霧の中の獣
アンケセナーメン
禁域~タブー~
無と有と……
人間というもの
還ってきた男
赤き誇り
ラビリンス
蛇視
野獣の王
白き地平に消えるもの
妖怪和歌
八岐大蛇
鈴鹿御前
大髑髏の怪
雪女
牛鬼
姑獲女
手の目
泥田坊
のっぺらぼう
二口女
大首
豆腐小僧
塗仏
百鬼夜行
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