名前:蓮川 皆人(はすかわ みなと)
性別:女
緑色をこよなく愛する少女、13歳。
緑色のアクセサリーをいくつも持っていて、自分で作ったりもする。
こだわりが強く、細かい装飾など、凝った物を作るのが好き、
よく散歩に出かけて草原をゴロゴロしたり木登りしたりと、活発な一面もある、
読書もたくさんしたい、ゲームも好きだ。
したいことが多すぎて自分がたくさん居ればいいのにと思うと、能力に目覚めた
能力名:小人使役
三〇センチぐらいの自分の分身を6人ぐらい自由に動かせる
戦う動機:遊びの邪魔をしたから
作者:緑翠幸希
「いでよ、僕のアニマル達――ッッ!!」
天然モノの芸術家
○大葉 林(おおば りん)
性別:男
自分のことをムツゴロウだと思っている一般高校生。
動物好きだが甲斐性がなく、
何かを飼うよりも動物園で満足してしまうタイプ。
特技は早描きの生態模写。5分もあれば目の前の動物を正確かつ精緻に模写できる神業の持ち主。
将来は画家かイラストレーターと期待されている。
彼が能力に目覚めたのは小学4年生の頃だった。
同じく動物が好きな女の子と気が合い、
動物図鑑を眺めたり、一緒に動物園に行ったりして楽しい日々を過ごしていた。
けれど、ある日彼女は重い病気にかかってしまい、
短い余命を病院の個室で全うすることになってしまう――。
彼は足繁く毎日お見舞いに向かい、
彼女に奇跡が起きて退院できることを祈っていた。
かろうじて口が利けるときには好きな動物を語り合い、
昔のように幸せな時間を過ごした。
やがて重症化すると、面会時間は日に日に減っていく。
彼女にもう一度喜んでもらうため、彼は日々動物の絵を描いて送った。
何枚も、何枚も、何枚も――。
時間が許すかぎり、たくさん描いた。
あっという間に少女の個室には、
どんな動物園よりも豊かな動物たちの絵が飾られた。
彼女は「本物の動物に触れたい」と呟いた。
死ぬ前に、もう一度本物の動物に会いたい――と。
彼はがむしゃらに描いた。
動き出すぐらいリアルに描けば、
絵の中から本物の動物が出てくるかもしれない。
ある日、動物たちは一斉に動き出す――。
本物の動物たちに囲まれながら、少女は幸せに旅立っていった――。
能力名:スケッチブック・ジャイアントグリーン
描いた動物が実体化する能力。
特に説明不要なぐらいありふれた具現化系能力だが、
彼にとっては特別な思い入れのある力。
絵を描くときにはいつも彼女のことを思い出し、
天国まで届くよう、今日もたくさんの動物たちを描いていく。
戦う動機:もっと多くの動物を描くため。
イラスト:ジュエルセイバーFREE様
作者:如月真琴