第1話 今日から高校一年生!?
文字数 1,232文字
私の名前は高尾ナツ。
明日から高校一年生になるごくごく普通の女子高生。
なんだけど、どうも今度入学する学校は普通の学校じゃないみたいで……。
ブルルルルルル。
スマホのバイブが鳴る。
私の親友、すみれからのリプだ。
すみれはちょうど私の家のお隣さんで、こうして窓をガラガラと開けるとベランダ越しに幼馴染の顔が拝めるという、ありがちな設定だ。
明日から高校一年生になるごくごく普通の女子高生。
なんだけど、どうも今度入学する学校は普通の学校じゃないみたいで……。
ブルルルルルル。
スマホのバイブが鳴る。
私の親友、すみれからのリプだ。
すみれはちょうど私の家のお隣さんで、こうして窓をガラガラと開けるとベランダ越しに幼馴染の顔が拝めるという、ありがちな設定だ。
すみれは本人曰く、人のオーラが見えるらしい。
私はオカルトとかそんなの信じないタイプだが、すみれはブレイクするアイドルやミュージシャンを予想するのににものすごく長けてるので、案外本当なのかもしれない。
私はオカルトとかそんなの信じないタイプだが、すみれはブレイクするアイドルやミュージシャンを予想するのににものすごく長けてるので、案外本当なのかもしれない。
その時だった。ドアをノックすると同時に、私の妹ななみが部屋に入って来る。
妹ななみは私の目の前にスマホの画面を突き出す。
キラキラした銀髪のロングヘアに小顔で整った顔立ちで、人類は皆平等であるという建前を否定するような容姿をしている。
キラキラした銀髪のロングヘアに小顔で整った顔立ちで、人類は皆平等であるという建前を否定するような容姿をしている。
うーむ。妹はアニメの見過ぎだな。私はそう思った。
私は人生に特に何も求めてない。一日三食と、友達と家族と平凡な日常が用意されていればそれでいい。特にこのご時世、当たり前の生活を送ることすら困難になっている時代に人生多くを求めすぎるのは、欲張りというか罰当たりというかそういう気がするのだ。
私は人生に特に何も求めてない。一日三食と、友達と家族と平凡な日常が用意されていればそれでいい。特にこのご時世、当たり前の生活を送ることすら困難になっている時代に人生多くを求めすぎるのは、欲張りというか罰当たりというかそういう気がするのだ。
妹を部屋から追い出すと、蛍光灯を消して私は速攻で眠りについた。
自慢ではないが、私は横になると布団だろうが床だろうが地面だろうが、どこでも眠れる。
自慢ではないが、私は横になると布団だろうが床だろうが地面だろうが、どこでも眠れる。
サバイバル耐性が地味に高い。
ZZZZZZ……。