1994年7月25日 [ 3 ]
文字数 267文字
さて、帰路だが、私はもう少し旅の名残りを味わいたくて、音楽も流さないまま窓を全開にし、伊勢へと戻っても高速道路にはすぐに乗らず、しばらくは三重県の下道を北上した。しかし、私が持っていた地図は、関東広域版におまけで掲載されていた見開きの日本地図。そこに乗っている地名を手掛かりに、いわゆる青看板を頼りにして進んだ。
夜中の国道の景色、道沿いの店の照明や看板のネオンが過ぎ行く中、ハンドルを握りながら考え事。まだ神経が昂っていたのか眠気は全く無く、ただひたすら信号で停車しては走り出し、途切れることのない思考の道を辿っていた感じだった。
夜中の国道の景色、道沿いの店の照明や看板のネオンが過ぎ行く中、ハンドルを握りながら考え事。まだ神経が昂っていたのか眠気は全く無く、ただひたすら信号で停車しては走り出し、途切れることのない思考の道を辿っていた感じだった。
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