おやすみ宇宙(宇宙の秘密Ⅱ)
文字数 313文字
キミの住む星に 月が昇り
誰もが眠りにつく頃
枕もとのラジオは
真空管をほのかに灯しはじめる
同じ夜 ボクの星には
物理の時間がやってきて
無数の粒子が降り注ぐ
そのいくつかは
オルゴールの櫛歯を弾き
キミの星へとメロディを運ぶ
キミのラジオは
小さな周波を探し当てようと
じっと耳を澄ます
お やす み 宇 宙
お や す み宇 宙
Pi … Pi Pi Pi Pi……
枕に顔を半分埋めるキミに
Gee… Ge Gee Gee……
ノイズの混じったメロディを
小さく歌いかける
子守り歌?
ちょっと違う
お や す み 宇 宙
さ よ な ら 宇 宙
キミが夢を見る頃
ボクの星は
キミから 遠く離れていくかもしれない
もしかしたら 宇宙の淵に消えているかもしれない
誰もが眠りにつく頃
枕もとのラジオは
真空管をほのかに灯しはじめる
同じ夜 ボクの星には
物理の時間がやってきて
無数の粒子が降り注ぐ
そのいくつかは
オルゴールの櫛歯を弾き
キミの星へとメロディを運ぶ
キミのラジオは
小さな周波を探し当てようと
じっと耳を澄ます
お やす み 宇 宙
お や す み宇 宙
Pi … Pi Pi Pi Pi……
枕に顔を半分埋めるキミに
Gee… Ge Gee Gee……
ノイズの混じったメロディを
小さく歌いかける
子守り歌?
ちょっと違う
お や す み 宇 宙
さ よ な ら 宇 宙
キミが夢を見る頃
ボクの星は
キミから 遠く離れていくかもしれない
もしかしたら 宇宙の淵に消えているかもしれない