「聖剣の光」 ~総括ってみるガオ~~
文字数 3,690文字
ついに今回で「聖剣の光」の説明や補足も最終回だ!
少々長くなってしまっても、今回は止めねえぜ!
聖剣の光を小説にした際に、原作と1番違った箇所は何処だったんですか?
1番ですか?
そうですね……色々と変わりましたからね。
原作では先に進む為には優勝しないといけない全国大会で、主人公を準優勝にしちゃったとか?
それはまあ・・・・・間違いないですね。
でも1番の違いはやっぱり、仲間達の存在でしょうか。
はい。
あの2人は原作ではそこまで絡まなかったり、ただの対戦相手だったりでしたからね。
小説でも、最終決戦までは同行しませんでした。
それでもその前までは一緒に居たりしていましたし、物語を進めるにあたって潤滑油になったのは確かでしょうね。
確かに……そう考えると細かく言えば結構変わってるんだな。
そうかも知れませんね。
原作での主人公は基本的に喋る相手って、ニャン太位しか居なかったですので。
別に在宅支援でも良いんだが……
って、そんな事はどうでも良いんだよ!
バトル面でも、原作は交互に攻撃をしていくタイプのゲームだったんです。
でも小説ではそのセオリーは関係なく自由に戦って貰いました。
オープニングの魔王戦の描写だけはゲーム感を残していましたが。
小説の方では奥義の使用回数制限も無いんでしたよね。
そうですね。
原作の方では、何だかんだで奥義は強力な技でしたので制限がありました。
でも一般的なRPGの殆どは、強力な技や魔法も何度でも撃てますからね。
因みに作者的には、小説版で強い順番はどうなっているんだ?
おっ、良いですね!
小説版「聖剣の光」強さランキング!
分かりました。
神や光の精霊、精霊王なんかは別格なので外しましょうか。
それ以外でのランキングを出してみましょう。
デスハーピー!
本選大会の決勝で戦った魔物ですね。
魔王直属軍の1人でしたね。
小説では主人公の奥義、光の一撃の初披露に宛がわれました。
でもあの戦いの時は、主人公を舐めていた部分もあります。
更に主人公を追い詰めた時にも油断してしまっていました。
主人公の時間稼ぎに付き合わずに止めを刺していたら、優勝者はデスハーピーだったと思われます。
あの時の主人公は、まだまだ力を取り戻して無かったんだろ?
物語後半の主人公に勝っていたらもっと順位は上がっていましたよ。
ルーキ……雷属性の村の勇者(他薦)だな。
あいつも主人公に勝ててたかもしれないヤツだったよな。
必殺技で、一瞬ですが主人公の意識を刈り取っています。
エンディングで明らかになっていますが、その後の大会で1度はヘンリーにも勝利しています。
必殺技のキルクラッシュさえ当てられれば、ランキング上位にも勝てる可能性があります。
ただ、他の実力的にはこの順位になってしまっています。
見ようによっては、ルーキの方が主人公と張り合ってた感じもあるしな。
まあ後の大会で1度負けたルーキにリベンジをしてたんだっけか。
主人公と戦った時点ではまだ、そこまでランキングには食い込んで来る状態ではありませんでした。
でもその後の修行を経て、かなり強くなったという設定です。
厳密には書かれていませんが、エンディングでは大会に優勝したヘンリーと戦って勝利しています。
あ~やっぱりそうだったんですね!
じゃあ、かなり強くなったんですね。
大地の塔で戦った魔物ですね!
デスも魔王直属軍でしたよね?
ニャン太の助けが無かったら、主人公はデスに敗れていたでしょう。
作品中で最初に出た強キャラでした。
ニャン太の攻撃に驚いてしまった事。
魔法使いらしく、防御力が低かった事。
最後、主人公に隙を突かれてしまった事。
全部が合わさって負けてしまいましたが、実際の実力は小説で見れた物以上です。
魔法の出し合いで主人公が負けた時にはどうなるかと思ったしな!
ケーオは主人公が戦った人間の中では1番強いです。
とは言え、ドーンやヘンリーが戦ったとして絶対に勝てない強さでもありません。
え、そうなんですか?
凄く強そうに見えてましたけど……
センスで言うならば、頭1つ抜きんでていると思います。
それでも戦い方によっては勝てる可能性はありますよ。
何だかんだ人間なので、必殺技や魔法を上手く当てればいけます。
魔王の影が憑依してしまうと厳しいですが、身体は人間のままなので。
精霊が出て来たな!
まあ流石に勇者や魔王には勝てないか。
精霊見習いのニャン太ですが、実際には凄く強いです。
スピードが桁外れですね。
オーラ爪の破壊力も中々の物です。
ニャン太編では戦車相手に繰り出していましたね。
確かに……作中ではニャン太がやられているのって魔王相手位でしたしね!
まあ精霊王や光の精霊が別格なだけですよ。
イフリートはそれらに比べると全然戦える相手です。
因みに、森での戦いは光の精霊に止められた訳だけど……
続けてたらどっちが勝ってたんだ?
あの時点では、ほぼ同等でした。
最終的には主人公が勝っていたかも? って程度ですね。
でもほとんど出番の無いキャラだったけどな。
原作には登場もしないし。
まああくまで小説版のランキングだからね。
じゃあ次は銀メダル……第2位ですね!
小説を見て貰えれば分かると思いますが、その強さはガチです。
正直、主人公とどっちが上にするか迷うレベルです。
最後逆転されるまでは、主人公とニャン太をフルボッコだったぜ。
コイツ1位で良くないか?
まあそうなんですけどね。
ただ、最終的には主人公に敗れています。
主人公ってチートじゃん?
呪いのアイテムも装備して、光の精霊やふにゃにゃんの助けもあって……
分かりました。
じゃあ身も蓋も無い事を言いましょう!
実は、そこら辺のパワーアップを除いたとしても魔王の勝ち確ではありません。
最初のMPがある状態でいきなり奥義・光の波を撃ち込んでいれば……
実は主人公が速攻で勝っていたんです!
そんなこんなで……第1位です!
金メダルです! 優勝です!
最終決戦の時点で、主人公はまだ全盛期の強さを取り戻せてはいませんでした。
それを装備やパワーアップで補いながらも何とか、って感じですね。
ラストの時点でも、まだまだ伸びしろがあったんですね!
除外したキャラを含めると、1位が神で2位が精霊王ですが……
その精霊王に跡を継いでも良いと思わせれる位には強かったです。
続編では人間だったはずのレイスが説明なしに精霊王になっていますからね……
その繋ぎ合わせの為に登場させました。
光の精霊の相手役って意味合いもありますが。
この作品……「聖剣の光」は一言で言うならば……
「王道の側道」ですかね。
なるほど……
基本は勇者対魔王の王道ファンタジーですけど、勇者がじじいだったりしますし。
何だかんだ無敗の勇者が、1回だけ人間に負けてしまいますし。
しかも1番盛り上がる世界大会の決勝戦で。
チート主人公ではあったけど、完全チートでも無かったな。
各戦いも苦戦する場面は意外とあったと思いますし、実質は負けていた戦いもありました。
最終戦でうっぷんを晴らすメンタル的な伏線にはなっていましたが。
作品は作者の子供!
作者贔屓で申し訳ないですが、私はとても好きな作品でしたよ!
そんなこんなで、今回のゲストは聖剣さんでした!
ありがとうございました!
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