叫び声
文字数 1,974文字
まあ、そうだったの茜ちゃん。
先生、嬉しいわ。
けれど、やはりこの学園は強い子だけでいいの。
弱い子なんて、どうせすぐ死んじゃうのよ・・・
私の妹みたいにね。
どれだけ愛してもどれだけ愛しても、結局弱ければ死んでしまう。
なら、いっそのこと私の手で楽にしてあげたいわ。
ほらほら、チェーンパンチで眩暈を起こさせて、こめかみをざっくりカット!
さらに、水月と足関節と肘に打撃を入れて、行動不能にさせて、と。
金的もうっちゃおうかな?
オホホ。やーね、先生は金的なんて下品なことしないわよ。
まさか! ユーリィ君が強くなったのよ! なんでもできる学園一の優等生・・・
先生、こんないい子たちの世話ができただけで十分だわ。
さあ、お別れの時間ね。
先生は宝物、いっぱいもらったわ・・・
学園の未来は大丈夫よね?
私の学園を、みんなで守っていってね・・・