02:洋館
文字数 3,171文字
車から男性が降りてきました。
あなたたち二人は道すがらお互いの自己紹介をも済ませました。
その男性の名前は『館山幸三
館山さんがあなたたちに案内されてかりんちゃんのところまでやって来ます。
あなたたちに館への行き方を教え、館山さんはかりんちゃんを連れて先に館へ行きました。
あなたたちは館に到着しました。
山道を走っていたのは夕方だったのですが、その館に登っていくと夕暮れ時になりました。
館はヨーロッパ式の館です。
お金持ちの屋敷だということは一目で分かりました。
あなたたちは館の中へ入っていきます。
館の中にいた館山さんから食堂へと案内されます。
館山さんは屋敷の構造の説明をしてくれます。
かりんちゃんは「ゲストルームB」にいることを館山氏から教えてもらいました。
あなたたちがいるのは「大食堂」です。この食堂に集まっています。
屋敷の構造の説明を受けている際に、酢太郎さんと迅之介さん以外も館山氏と互いに自己紹介を済ませました。
館山氏が夕飯の準備をすると言い出します。
皆さんはかりんちゃんがいる「ゲストルームB」へ行きます。
其処は一人部屋のようなゲストルームであり、かりんちゃんはベッドに寝かされていました。
館山氏が言った通り、熱は全然下がっておらず呼吸も荒い状態で、目を覚ますのは熱が下がるまで難しいことが、海苔蔵さんには分かりました。
海苔蔵さんは、かりんちゃんに熱を下げるのに適切な薬を飲ませました。
あなたたちはかりんちゃんの容態も確認したので、落ち着いて部屋の様子を見ます。
ゲストルームには、大きなクローゼットやタンス、かりんちゃんが横になっているベッド、いくつかの窓があります。
長期滞在できるような部屋で、豪華でとてもよく掃除が行き届いています。
ゲストルームBにはソファベッドもあるので、二人くらい泊まることはできます。
迅之介さん,酢太郎さん,まさきちゃんの三人はゲストルームAに行きました。
窓の外を見ると吹雪は大分強くなっていました。
あのままもしも下山していたとしても何処かしらで事故を起こしていたかも知れないな、と海苔蔵さんは思いました。
窓の外は吹雪いている状態なので、何があるか見ることなどできませんでした。