第20話芳樹は「手下」を確保した。

文字数 1,074文字

「ごめん、何でもするからさ」
不良女子高生のリーダーは、目に涙をためている。

芳樹は、許す気などない。(むしろ、面白がっている)
「噓泣きするな、見え見えだ」
「そうやって泣くのは常習犯だな」
「SNSも警察も怖いか」
少し間を取った。
「両方に怖いダチがいるぜ」
「それから、俺は裏にも」(※芳樹は虚勢を張るのが、得意である)

「何でもするって言ったでしょ」
別の不良女子高生は芳樹の腕を取った。
そのまま身体を寄せようとする。

「うるせえ!」
芳樹は、乱暴に振り払った。

「お前らみたいなガキにも、ガキの身体にも興味ねえんだ」
「何でもするなら、警察にも行くのか?」
「それとも、風俗に売り飛ばすか」

芳樹はスマホをタップし始めた。
「逃げようが何だろうが、今のお前らも全部映している」
「声も入っている、制服で、すぐに身元がばれる」

芳樹のたわいもない脅しで、他の不良女子高生も泣き始めた。
それには困った芳樹は、女子高生三人を数分歩かせ、自分のアパートに連れ込んだ。

不良女子高生たちは、三人とも家出少女。
それぞれ由紀(リーダー格)、夏子、麻友と名乗った。
芳樹の下手な尋問から聞き出した事実としては、

「ホスト通いをして、金が必要」
「男より弱い、上品な年輩の女性を何人も襲った」
「最低でも5万から10万ぐらいは取れた」
「誰も止めに入らないから、続けられた」

そこまで聞き終えた時点で、芳樹はさらに脅しをかけた。
「おい!全部録音してあるぜ」
「さあ、何でもするって何だ?」
「取った金をくれるのか?」
「いらねえぞ、金に困っているわけでない」
(事実、芳樹の実家は、高知の大きな農家でかなりの仕送りもある)
(アパートも広く、内装も充実している)

不良女子高生三人は、ますます、追い詰められた。
「金もいらない、身体もいらない」と言われてしまえば、何をしていいのか、思いつかない。

芳樹は、下を向くしかない不良女子高生三人を見ながら、思いついた。
「タレこまれたくなければ」
「俺の言うようにするか?」

由紀が顏をあげた。
「何をするの?」

芳樹の目が光った。
「まず手始めに、駅前の東都銀行の女をエジキにしろ」
「明日の夕方でいい、俺も付き合う」
「もし、お前ら来なかったら、その時点でお前らを始末する」
「余計な仲間を連れて来ても、同じだ」

由紀が芳樹に聞いた。
「東都銀行に何かあるの?」

芳樹は、笑った。
「俺は上流の女を抱きたい」
「それから、いろいろだ」(東都物産への復讐の意図は、言う必要がない)

話がまとまった時点で、「家賃」として、芳樹は家出女子高生三人を犯した。
(実は、不良女子高生たちは、芳樹を極道と誤解していた)
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