第45話 Find the way
文字数 414文字
輝く星が落とすもの。
輝かない星が見せるもの。
舞い上がる、落ちては何度も舞い上がる。
長く険しい道に架かる橋。
誰も見ることのない虹。
空高く、ずっと高く。
見上げる空は、ずっと続く。
思いがけないこと、思い描いたこと。
翼で受け止めきれない風。
渇いた心は、ただ欲しがる。
二度と繰り返されない言葉。
足跡のない帰り道。
覚えていない、覚えていない。
零れる砂に託した夢。
名前のない姿。
勇気のカケラ、幼い頃の日差し。
強く、もっと強く抱きしめて、
記憶の片隅、引き出しの奥深く。
忘れてしまった。
あれは、どこに行ったのだろう。
幸福の道しるべ。
届くことのない手紙。
誰もいない公園で物語は始まり、
ありえない奇蹟を紡ぎ、
暗闇を夢中で走る。
九つの夢を捨て、
誰も愛さなかった。
誰も必要としなかった。
そして、誰かのために、
五つの鐘を鳴らす。
必要な時に背を向け、
必要な時に気が付かない。
紅い月が空を覆う時、
真紅の花弁が、
ゆっくりと舞い落ちる。
その先は誰も見たことがない。
輝かない星が見せるもの。
舞い上がる、落ちては何度も舞い上がる。
長く険しい道に架かる橋。
誰も見ることのない虹。
空高く、ずっと高く。
見上げる空は、ずっと続く。
思いがけないこと、思い描いたこと。
翼で受け止めきれない風。
渇いた心は、ただ欲しがる。
二度と繰り返されない言葉。
足跡のない帰り道。
覚えていない、覚えていない。
零れる砂に託した夢。
名前のない姿。
勇気のカケラ、幼い頃の日差し。
強く、もっと強く抱きしめて、
記憶の片隅、引き出しの奥深く。
忘れてしまった。
あれは、どこに行ったのだろう。
幸福の道しるべ。
届くことのない手紙。
誰もいない公園で物語は始まり、
ありえない奇蹟を紡ぎ、
暗闇を夢中で走る。
九つの夢を捨て、
誰も愛さなかった。
誰も必要としなかった。
そして、誰かのために、
五つの鐘を鳴らす。
必要な時に背を向け、
必要な時に気が付かない。
紅い月が空を覆う時、
真紅の花弁が、
ゆっくりと舞い落ちる。
その先は誰も見たことがない。