第35話 グランプリ
文字数 1,560文字
青柳
そしておそらくは最初で最後の、藝大に口笛で入った男だ。二次試験の『自己表現』で、ヴィットーリオ・モンティ作曲の『チャルダッシュ』を口笛で吹いた。そして、口笛を他の楽器と対等に扱えるようにしたい、と。
『チャルダッシュ』という曲は前半はゆっくりのびやかなのだが、後半には小刻みで非常に速いリズムがやってくる。この速いパート、どれくらい速いかと言うと……早口言葉の「生麦生米生卵」が人生で一番スムーズに言えた時を思い出してみてほしい。たぶん、その二倍は確実に速いと思う。早口言葉だって舌を噛むのに、口笛で吹くなんて……。(デイリー新潮2021年7月25日より)
https://withnews.jp/article/f0160410001qq000000000000000W01q10801qq000013246Aより
現代のバブリーダンスがブームしたきっかけが、大阪にある登美丘高校ダンス部 Tomioka Dance Clubです。
歌手・荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」の曲に合わせて、パフォーマンスを披露しています。見てのとおり、ハイヒールにタイトスカート、派手なヘアメイクで忠実にバブル時代の女性を表現しており、目を引くようなダンス動画です。
彼女たちのダンスパフォーマンスは、強豪校ならではの実力で迫力のあるダンスです。ハイヒールを履いたまま、ジャンプしたり、大きく激しい動きをするので、相当な練習量が必要になったかと思います。
こちらの動画が世界中に拡散されたことによって、知名度が高くなり、日本中にバブリーダンスの再ブレイクが起こりました。登美丘高校ダンス部の指導にあたっていた振付師akaneは、Tomioka Dance Clubを日本高校ダンス部選手権で2連覇まで導いた実績を持ちます。(ジャパン ユース ダンス フェスティバル 2022より)
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