第21話 キトンブルー

文字数 401文字

実家の離れに居着いた七匹の子猫。
幸運にも二匹が早々と家族をゲットして、残っているのはあと五匹。

キジ、ハッチ、サバ、きんめ、あおめ。





キジ、ハッチ、きんめの三匹がチビたんの子。
サバとあおめはブチさんの子。先にもらわれていった二匹もブチさんの子だ。
これは私の推測だけれど、多分間違っていないと思う。

シャム色の子猫たちの目は、アクアマリンのような色をしていた。
洋猫の血が入っているのだろう。



サバの目もほんのり青みがかっていた。
だからこれは、遺伝かなにか。持って生まれた色なのだと、何となくそう思っていた。



ところが3週間が経った頃、ふと気がついた。
目の色が変わっている。青くない。



子猫の目の色は変化する。
生後一ヶ月くらいまでは、子猫の目は青みがかっているのだそうだ。
成長と共に本来の色に変わっていく。

生まれて間もない子猫たちの青い目。
それを『キトンブルー』というらしい。

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