第11.5話 「レイルモデラーズ」最終回直前スペシャル!!

文字数 3,473文字

ツバメ「え、なんでここにエビコー鉄研の私たちが?」
総 裁「うむ、これは『レイルモデラーズ』最終回直前スペシャルなのである!」
ツバメ「ええっ、ここまでTVの連続ドラマ風味だったのに、それに習って最終回直前スペシャルまでもやっちゃうの! 見逃した人もこれで追いつける的な? ヒドいッ!
総 裁「まあ、うちの著者のやることはいちいちヒドいからのう。今年は作家生活20周年といいつつ、この有様であるからの」
ツバメ「ですよねえ」
総 裁「まあ、ここまで連載をご覧の皆さんには今更であるし、見逃してもすぐに戻れるから問題ないであろう。では、以上! おわり!」
ツバメ「ひいい! 何が『以上!』なんですか! ヒドスギル!」
総 裁「まあ、でもこのレイルモデラーズも。一部方面に大変ウケて何よりである!」
ツバメ「ほんと。でもランキングでは神楽坂らせんさんの『ファンタジー世界構築のための質問リスト ①:物理歴史・魔法編』の壁がメチャメチャ厚かったですけれどね」
総 裁「書いても書いても乗り越えられなかったようであるのう。まあ、セルパブ(セルフパブリッシング)では協力の関係であるだけに、ワンツー状態が続いて嬉しかったのであるのだが」
ツバメ「まあ、でも今回、テレビ番組形式とか、1話1人ゲスト方式など、著者的にはかなり実験的な作品ですよね」
総 裁「そして相変わらずの鉄道模型知識ない人置いてけぼりなのである!」
ツバメ「ほんとそうですよね。何の説明もなくボロボロ鉄道模型専門用語が出てきますよね。ヒドいッ」
総 裁「我々の『鉄研でいず』並みである!」
ツバメ「でも読んでくれる人が思ったより多くてすごく嬉しいです」
総 裁「うむ。エビコー鉄研総裁のワタクシとしても深く感謝であるのだ」
ツバメ「そうですね。私・エビコー鉄研の芦塚ツバメからも感謝です。他の鉄研のみんなは忙しいみたいなんで、ちょっと出てこないかな。このスペシャルには」
総 裁「さふであろうの。というか、このレイルモデラーズ、正直モデルとなった某模型店さんにメーワクをかけてないかも大変心配である」
ツバメ「そうですねえ。天の川模型社さん、お客さん追い出しちゃったこともありますもんね」
総 裁「それに、口調がワタクシっぽいキャラも!」
ツバメ「そう、あの姫騎士さん!」
総 裁「大変心外である!」
ツバメ「ほんと、『この小説はフィクションであり、実在する人物・組織とは何の関係もありません』って断らないとダメですよね」
総 裁「まあ、こんな出来すぎた話が現実なわけもないのだ。そこは読者諸賢のご理解とご協力を賜りたいところである」
ツバメ「そうですねえ」
総 裁「しかし、実質2017年11月14日に書き始めて、この11月29日に最終回とは、まさに15日間を駆け抜けた感である」
ツバメ「字数的にはすでに10万字超えてますもんねえ」
総 裁「うちの著者がキーボード打ち大好きっ子であっても、これはやりすぎである。そんなふつつかな著者にお付き合いいただけて、ワタクシからやはり感謝であるのだ」
ツバメ「そうですねえ。でも、天の川鉄道模型社さん、モデラーの憧れみたいな感じですよね。私も模型でこんなお店出来たらなあ」
総 裁「さふ思うであろう。しかし! そこには困難が待ち受けておる。天の川鉄道模型社も例外ではない」
ツバメ「それが、5話で初登場した「彼」ですね」
総 裁「あのSDカードはなんであったのだろうか」
ツバメ「そうですよね。謎ですよね」
総 裁「あれからあまり登場せぬゆえ、著者がまた忘れておるのかと心配したぞ」
ツバメ「あ、それあり得ます! ヒドいッ! うちの著者伏線回収し忘れ多いもんな-」
総 裁「『伏線ドリフト』いうておる場合ではないぞよ」
ツバメ「総裁もそれが言いたいだけだったんじゃ……。複線ドリフトですよ、それは」
総 裁「そして、その彼が10話で再登場。11話で牙を剥く」
ツバメ「天の川鉄道模型社さん、潰れちゃうの? それとも地域センターのお祭りあきらめちゃうの? メイちゃん可哀想!」
総 裁「そのメイちゃんであるが、今回編集協力してくれた奇車會社さんによれば。現在放送中の深夜アニメ『ブレンド・S』の日向夏帆ちゃんのイメージであるらしい」
ツバメ「へええ、そうなんですか」
総 裁「我が著者がぼんやりと思っていたメイちゃんのイメージとぴったりであったらしい。読者諸賢も、ここはアニメの夏帆ちゃんのcv・鬼頭明里さんを想像しながら読むと楽しいかも知れぬぞ」
ツバメ「また勝手なことを。じゃあ、マスターは誰ですか」
総 裁「我が著者は男には興味はないらしい。実にスケベな話である!」
ツバメ「ひいい、スケベとか言っちゃダメ! あくまでもKENZEN!」
総 裁「まあ、そうやって声の想像しながら読むのも楽しいのではないかと!」
ツバメ「そうですねえ」
総 裁「代わりに姫騎士さんにはモデルがいそうであるが、実は著者はあまりイメージ沸いてないらしい。多いモチーフであるからかもであるな」
ツバメ「でも、その姫騎士さんとメイちゃんで銭湯回とか、プール回とかちゃっかりやってますよね。うちの著者」
総 裁「やはりスケベであるのだ。仕方がないのう」
ツバメ「そうですねえ(もうKENZEN言う気もなくなってる)」
総 裁「まあ、そしてシチュエーションコメディとしてもなかなかヒドいことをしてきた」
ツバメ「異世界鉄道模型とか、明らかにやりすぎでしたよね」
総 裁「シンゴジラ回とかもヒドかった……あれは著者、シンゴジラをテキスト起こしして研究した上でアレンジしたらしい」
ツバメ「ひいい、権利的にキワキワです! ヒドいッ!」
総 裁「ほかにも『股ドン』もあればBL回もあれば。うちの著者はやりたい放題がスギル!」
ツバメ「ほんとそうですよねえ」
総 裁「でも、これで無事第12回、最終回を迎えるのである。彼、転じて奴との最終決戦であるのか? うむ、もう原稿はあがっておるようだ」
ツバメ「そうなんですか。相変わらず原稿打つのだけは早いなあ」
総 裁「その分誤字が多くて時間が帳消しなのである!」
ツバメ「あ、それありがちですよね」
総 裁「まったく、じつにダメな著者であるのう」
ツバメ「ほんとですねえ。キャラクタにこんだけ助けられてやっとですもんねえ」
総 裁「それなのに、また第2回の即興小説大会NovelJAMにもでたいなどというておる」
ツバメ「またですか! せっかく米光一成賞受賞の栄誉に輝いたのに」
総 裁「うむ、あれは編集さんの力に寄るところが多かったからのう」
ツバメ「あの編集さん、すごく有能でしたよね」
総 裁「いい出会いであったのう」
ツバメ「人に恵まれてますよね」
総 裁「それなのに上手く行かないのは、我が著者が根本的に感情のジェットコースターが過ぎるからなのだ」
ツバメ「それは言えてますね」
総 裁「やれやれ、我々が世話せぬとまともに小説も書けぬ。まさに鉄研制裁が必要である!」
ツバメ「そうですねえ。とはいえ、それでも読んでくれる読者さん、むしろ尊敬しちゃいます。心広くて優しいなあと」
総 裁「さふなり。いつのまにか読者も訓練されてしもうたのだ」
ツバメ「いい事なのか悪いことなのか、もうわかりませんね」
総 裁「さふであるな。読者諸賢にはうちの著者がメーワクをかけております、なのだ」
ツバメ「そうですねえ」
総 裁「それゆえ、少しでも笑ったり、感じたりするところがあってくれ、と祈るのみである。せっかく読んだのに何もなかったではあまりにも申し訳ない」
ツバメ「ですよねえ」
総 裁「そんな『レイルモデラーズ』最終回、もうすぐ公開なのである!」
ツバメ「そうですね。でも、ちょっとここまでのこのスペシャル、ちゃんと、スペシャルになってるか不安になってきました……」
総 裁「我が著者は我々非実在キャラに頼りすぎなのである。結局体力作りもろくに出来ておらぬし」
ツバメ「そうですよね……」
総 裁「しかし、その魂を燃やした12話なのである。これだけ読んで貰えれば、我が著者も本懐であろう! これで全力であったのだ。2017年の総決算。是非ご覧ご検討いただきたく!」
ツバメ「そうですね! というわけで、『レイルモデラーズ最終回直前スペシャル』でした!」
総 裁「では、さらば、である!」
ツバメ「……こんなんでいいのかなあ……」
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登場人物紹介

照月メイ

 19歳。ニートだったところを縁あって天の川鉄道模型社にバイトとして雇われ、メイド服まがいのコスチュームを着て店員をしている。仕事は接客とカスタム模型制作補助。ネトゲと深夜アニメ大好きでレジ打ちが苦手。

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