第3話 昼休みにラブバトル

文字数 937文字

昼休み。
卯月、昼一緒に食べよう
うん
うーちゃん、副会長!

お昼食ーべよ♪

先輩

早速、約束を破る気ですか

昼休みは俺と卯月の時間ですよ

だって今朝、うーちゃんと俺の登校タイム無かったし!

今日だけだから

それに、俺と副会長、互いの情報も知っといた方が良くない?

恋のライバルなんだし

…仕方ないですね
いただきます
うーちゃんと副会長はお弁当か~

あ、副会長の唐揚げ、美味しそうだね♥

あげませんよ?

あと、俺の名前は辰山です

タッツーのケチ!
タッツーって…
本当だ、辰山の唐揚げ、美味しそう…
卯月にはあげるよ
タッツー!?
貰うだけじゃ悪いから、僕のおかずと交換しようよ
いいのか?

じゃあ、卵焼き貰っても、いいか?

勿論

今日は上手く焼けたよ

えっ、卯月、弁当手作りしてるのか?
うん、毎日作ってるよ
(家庭的…いいな♥)
(お嫁さんにしたい♥)
あっ、タッツーばっかり、ズルい!

うーちゃん、俺の焼きそばパンと卵焼き、交換してよ!

そしたら先輩のお昼少なくなっちゃいますよ?

交換じゃなくていいので、どうぞ

やったー♪

あげたら卵焼きなくなるだろ…

先輩は、野菜の煮物を食べてあげたらどうですか?
えー俺、人参キライ!

ってかタッツーさ、先輩への敬意とか無いの?

虎谷先輩にはありませんね
ひどい!
(賑やかだなぁ…)
虎谷先輩
何ー?
先輩は、いつから卯月のこと、好きなんですか
ぶっ!(お茶吹き出しかけた!)
今年の四月かな…三ヶ月前か

バイト先、近所のカフェに変えたらさ、うーちゃんがいて色々教えてくれた

うーちゃんは一年くらい働いてて

パッと見可愛いし、気利くし、そんなん、好きになるでしょ

………(恥ずかしい)
ふーん、じゃあ、俺の勝ちですね
何で!?
俺が卯月を好きになったのは、去年の秋なので
そうなの!?
いや、好きな期間は関係なくない?

いえ、想いの強さが違います

卯月とは去年も同じクラスで、バイト無い日は、よく生徒会の手伝いしてくれてたんです
陰で支えてくれて、俺はどれだけ助かったか

気持ちを伝えるか迷いましたが、我慢出来ませんでした…

そうだったんだ…(全然気付かなかった…)
いやいや、気持ちの強さとか、俺も負けてないし!

うーちゃん、好きだ!

どう考えても俺の勝ちでしょう!

卯月、誰よりも君を想っている!

ええーー……(どうしよう、気持ちは嬉しいけど、逃げたい)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

卯月(うげつ)

主人公

高校二年生

小柄な可愛い系

流されやすい性格

辰山(たつやま)

高校二年生

卯月のクラスメイト

生徒会副会長

細身の長身

真面目だけど突っ走る性格

虎谷(とらたに)

高校三年生

卯月の先輩でバイト仲間

細マッチョ体型

チャラくて突っ走る性格

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色