第2話

文字数 504文字

車に乗り込めば空気が温かい。
「はい。」
父からホットココアを手渡された。
(お話を聞く対価はホットココアか~。)
なんて思いながら切り出す。
「どうしたの?」
「あいつと絶縁する。」
「ほ~。」
「俺と言い合いになるのはわかる、その結果が『お前たちなんて子供でも孫でもない。』だぞ、俺はわかるけどりりこは関係ないだろ。」
「そんなもんでしょ、祖母だもん。」
「まぁ~なぁ~~。」
父は鈍感なのかなんなのか、私が殴られていたことも罵声を浴びせられていることも知らないんだろうか、知らないのか、忘れているのか、関心がないのか、そんなことはどうでもいいのか。
「そんなわけで、壁を作ります。」
「はぁ、壁。」
「あれだろ、巨人だとウォールなんとかってあるんだろ、あれだよ。」
私の中学生当時、進撃の巨人がアニメになって話題だった、笑いに変えようとしたのか。
「いいんじゃない、猫は?」
「猫は私のもんだって言うんだからしょうがないだろ、どうしようもない。」
「そっか。」
猫、増え続けて収拾がつかなくなってしまって、私が把握している子は生きてるのか、私が把握する前に死んでしまう子もいるんだろう、変な家、どうしようもない家、どうにもできない私だった。
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