第38話

文字数 123文字

 蒔田は何か言いたそうにしていたが、僕は割れたカップを外のゴミ箱に捨てに裏口から外に出た。戻ってくると、蒔田は斜めに掛けるタイプのバッグを背負うところだった。

 「惣一郎、またな」

 蒔田はニッと笑うと、カランカラン、とドアベルを鳴らして出て行った。
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