詩小説『かき氷のキス』3分の恋模様。全ての女子に。

エピソード文字数 576文字

かき氷のキス

真上からひっくり返された砂時計。
立ち尽くして見上げいる。砂を浴びながら。

美味しく食べられる恋の賞味期限。砂が落ち切ったら終わるの。空になった気持ち。

せっかくめぐり逢えたんだから。

口に含めばひんやりと私を冷やす。
甘い蜜は広がり私に夢を見せる。
どこも、かしこも、いつも、いつどきも、あなた、あなた、あなただらけで困ったもんだ。

この舌も、残る唇の熱も赤く染めてしまう。
確かめる鍵のかかった部屋で溶けてしまった。
かき氷みたいなキスだ。

この気持ちはなんだろう? 夏休み八月三十一日。淋しさつれて吹き抜ける風。

この気持ちはなんだろう? やらずじまいで、ふとした瞬間顔をだした、手持ち花火。

しけてしまえば火花は咲かない。
ただ燃えるだけ。

あなたも誰かを必要とするんだから。

浮かぶ。息苦しくて、月目掛けて、私の背びれ。
ぶくぶくと泡ん作ってあの日と潜る。
狭い鉢に閉じ込めてくれた神様に感謝する。
金魚鉢みたいな恋だ。

口に含めばひんやりと私を冷やす。
甘い蜜は広がり私に夢を見せる。
どこも、かしこも、いつも、いつどきも、あなた、あなた、あなただらけで困ったもんだ。

この舌も、残る唇の熱も赤く染めてしまう。
確かめる鍵のかかった部屋で溶けてしまった。
かき氷みたいなキスだ。

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登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

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