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文字数 192文字

徳富蘇峰が執筆する原稿の手元だけがクローズアップ。
ここではまだ、蘇峰の姿は見えない。

「1866年 寺田屋――」

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・ここから1866年、寺田屋のさかのぼる。

・横っ飛びに敵の攻撃をかわしながら銃を撃つ坂本龍馬。

・その銃弾を受け、血しぶきをあげる伏見奉行の一人。

◇伏見奉行
「やりゃぁがったな!」

・伏見奉行の仲間が逆上して龍馬に襲いかかる。



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登場人物紹介

◆徳富蘇峰


25歳。

のちに100巻に及ぶ
『近世日本国民史』を書きあげ、
司馬遼太郎をはじめとする歴史小説家たちに
多大な影響を与えるジャーナリスト。

紋付きはかまにソフト帽など、和洋折衷な感じ。
手には原稿用紙や本、執筆道具の入った大きなトランク。
髪はボリュームがあり、生真面目な美青年といった感じ。

◆徳富ロカ


20歳。
実際の漢字表記は「徳富蘆花」。

徳富蘇峰の弟で、
のちに小説家として名を馳せる。
代表作はベストセラーとなった『不如帰』。
近年では探偵小説の作家としても
注目されている。

夏目漱石の『坊ちゃん』のようなはかま姿に、学帽。
着物の下にシャツのようなものを着ている。
丸いメガネをかけている。
可愛い弟キャラ。

◆勝海舟


60代。

江戸幕府の家臣として明治維新のため奔走した英雄のひとり。
坂本龍馬や西郷隆盛にも多大な影響を与えた。
邸宅に徳富兄弟を居候させているが、
生涯8人の愛人を作り同居したという恋多き男でもある。

初老で和服を着ている。

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