孤独についての覚え書き

文字数 204文字

誰もかれもが持っていて
ずっと額に
あるいは足の裏に
べったりと貼りついている
いつだって
わけも分からず追い回されて
背中から
あるいは瞳から
浸食してくる感触を知っている

それは
極寒の荒野か
あるいは温暖な森林か
真っ暗闇の回廊か
あるいは真っ白な小部屋か

余りにもいつだって
そこにいるもんだから
もう
正体を掴むことも難しくなってきた
それでも私は
いつだって知りたいと
理解してあげたいと
思っている

これは
そんな私の孤独についての覚え書き
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