蝋燭

文字数 273文字

孤独な蝋燭の陰鬱な影
消えていった芝生の中
遠い景色の残響を耳にして
長い辺りの風景が
ぼんやりと浮かぶ夜空
尽くされた響きが
自信のない空に浮かぶ
歪んでいく錬成の中を
走っていく車の影
すでに尽きたものたちの
響きを含有して進む
揺らいでいった単純な様相は
耳の中に消えていく
歩いていた道の中で
まだ上に煙が舞う
蘇る不確かな日々は
想像の逃げ道を輝かせる
結局知りたかった残像を
集めて空に散らばらせる
あの日はまだ続く
過ぎていった安息が
歪んでいく現実風景の中を
歩き出すのはまだ先のこと
いったい見ている風景は
深刻に消えていくのだろうか
蝋燭の火はまだ蘇り
引き続き塗りつぶしていく
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