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文字数 250文字
変わることのない
思いを吐露しても
やっぱり背景が違うと
心にとどまるフレーズが違うんだね
傷付けるつもりもない
他愛ない言葉でさえも
心は重く受け止めてしまう
僕には君を受け止められる
器がなかったみたいだ
当てもなく彷徨う
街の明かりが眩しい
知らない街に溶け込みたかったのに
寂しさが見慣れた街に
足を運んでいた
途方にくれるなんてこと
子供以来なかった
僕の自惚れさ加減にうちのめされた
本当にくだらないクソガキだったんだと
今更思うよ
冷たい雨が今の僕には正直ありがたい
どうかせめて身体中の温度を奪ってしまってほしい
熱い涙と共に