第34話 それぞれの討伐

文字数 3,321文字


千葉道場、討伐依頼見学ツアー!!

我々は今、厨二国どらごん山に来ています。
千葉道場が国王からの依頼を受け、ここに生息するドラゴンの一匹を討伐に来ました。
通常、ドラゴンは理性のある知的生命体で、人間と話が通じます。なので住み分けができています。
が、阿呆なドラゴンがどっかからともなく湧き出して、そいつが暴れているので、理性あるドラゴン側も、人間側も困っています。ドラゴンは「できれば人間に討伐してもらったほうが、ウチラの中で角が立たなくっていいなー」という希望で、仕方がなく王様は受けました。それを千葉道場が依頼として受けたのです。
解説は私神山と、はい、私山田です。

「何やってんのよ!」沖田
「えー、レポーターごっこー♪」


「あー、嫌われ者のアホな青ドラゴン、お前は仲間からも見放され、人間からも嫌われ、排除依頼がでている。
とっとと我らに討伐されろ!」
ぎゃおー!!青い大型ドラゴンが山の穴からすっ飛んできた。
がー!!ブレス、青い炎?光線?怪獣大作戦?
周子が左手をかざすとブレスを弾いた!
あーはっはっはっはっは!なんだなんだぞんなもんかあ!!!
うりゃー!!長槍を投げる。ドラゴンの羽を突き破り、ドラゴンの住処のある山のいただきを盛大に破壊した。

「どっちが破壊魔かな?」俺
「うむ、、むづかしい問題だ」山田

ドラゴンがソレを見て逃げ出そうとする、
武が飛びかかり、尻尾を掴んで振り回す、ブンッブンッブンッブンッブーーーンッドッゴーーーん!!!!
丁度ドラゴンの穴のあったあたりから上の部分が半分ほどなくなった。

「あれほどのダメージくらって、まだ生きていますよドラゴン!!!!どうですか?解説山田さん」
「すごいものです、浅間山くらいありますからねぇあの山。その5合目くらいから上の大半が消えた、くらいの破壊をドラゴンのボディをもってした、というのに、生きていますね!タフネスドラゴン、タフドラというところでしょうか?」
・・・

うーりゃっつ!!うりゃっ!
周子が2本立て続けに槍を投げる。
どコーン、ドッコーン!!ガラガラガラガラ、、、
ドラゴンがいたあたりが盛大に崩れる。

「・・・当たってましたかね?」
「わかりませんねぇ、でも埋まってしまったでしょう。終わりじゃないですか?」

まだまだぁあああ!!
周子が瞬間移動でドラゴンが埋まった所に現れ、両拳でドコドコ突いて瓦礫を破砕し掘っていく。
「人間はつり機?
「ほじくりましーんですな彼女は
はーい、なんか山田が徹底的にノーセンスな件!!!

あ、ドラゴンの頭を掴んで引っ張り出している、、ドラゴンまだ生きている?ピクピクいっているよ?
周子さん大笑いだけどー
武もにっこにこだけどー
図柄ホラーだよなぁ?

ああ、周子が空高く放り投げた、、、
武が亀レーザーの構え!!撃った!!
どっこーんんんん・・・・
ずささささーーー、、血の雨って、こういうんか、、、、
どっすん、、尻尾の先が落ちてきた。


「「「ホラー劇場ありがとうございました!!」」」

山梨さんたちも呆れていた、、、
「ありゃないよなー?」
「えー、山梨さんたちならどうやります?」
「まず俺とランでぼこぼこにして、そのままとどめ?」
まず、もなにもないよね?
「まぁそういうのが普通ですよねー、、千葉一門って、結構強めな戦闘狂?」
「だなぁー」

つーことで、俺らはやっぱマルネラがいいねーと再確認ww




翌日、周子が依頼を持ってきた。
「( `・∀・´)ノヨロシクに受けてもらいたい、いかがであろうか?」
えー?面倒くさそうな顔一杯の山梨さん
なのでランさんが依頼書を読む。
「あれ?、ちょっとリーダー、いんじゃない?」
「あー?」
・・・・・・
「まぁ、、いいかな、、」
「ね?」
ヨードさんとシャインさんも見て、OK出し。
すぐに出てもいい、ということなのですぐ出立。現場は近い。

小さい湖?大きめの池?


山梨さん、六角棒を水に突っ込んで
「フンッツ!!!」
・・・
ざっばーん
ぎゃおーーーー
うりゃ!!大跳躍し、六角棒を巨大な海蛇みたいなのの頭に叩き込む山梨さん
その直後に続いて跳躍していたランさんも、かぎ爪で頭から胴体1/3くらいまで深く引き裂き、そのまま背に乗りケリを連続で食らわせている。
山梨さんは叩き込む六角棒を利用し、そのまま空中に自分の体を維持して、六角棒を叩き込むことを続けている。
「さて、、タマ、お願いしていいかな?」とシャインさん
「にゃん!」と言うと、シャインさとヨードさんの体に青い光がまとう。
2人がすたたたたーと走り、そのまま湖の中というか上というか、、
で、海蛇っぽいそれの尻尾を2人で掴んで、ひっぱってきた。ブンブン抵抗しているようだけど、2人は微動だにせず、陸に引っ張り上げる。

で、
ターン!ターン!ターン!
シャインさんが、10mくらいずつどんどん輪切りにwww

ある意味ホラーだよな?まだ生きているよ?

あー、もう生きる気力失った様子、、あ、終わった。

あれだ、山梨さんとランさんだけのときはまだいいんだ、、、

そう言えば、最初に会った時「盗賊は縛って放置、魔獣に喰われることは少ない、ケケケ」とかあったもんなぁ、、

「「「「「俺ら一番まともじゃね?」」」」」
自分を取り戻した瞬間である!!



で、シャインさんとヨードさんが料理うまいんだね!
海蛇、結構美味かった♪
だから( `・∀・´)ノヨロシクは乗ったんだなぁ、、

山梨さんが棒を水に突っ込んでからすぐアレが出てきたのは、
「魔獣にとって嫌な気を思いっきり流してやった。電気とか流してもいいけど、魚たちがやられちゃうだろう?」
だそうな。見かけによらず、とか思ったら、「ははは!」ってあたまぐりぐりぐりってやられた。相変わらず「兄貴っぽい」ねぇ、、




んじゃ今度おまえらなー
「周子さんお願い」
「まかせろ!」
で、
早速翌日持ってきたよ、、、


なになに?
皆で覗き込む。
巨大亀。全長3キロメートル。ゆっくり進んで進路のものを全て破壊する。現在の進路先には王都があるので排除してください。

いや、この国ダケーがいるんだから、この程度やってもらえよー
「ダゲーがこの程度で動くと思うか?」周子
「思いません」
「よろしい」

「神田、スモールライト頂戴!」
「無いわっつ!」

「んじゃ、ミケー、皆を亀の上にお願い!」
「ニャー♪」

すたっつ!!!!!
えっと、森林?
「この森ウゴイている」
おう、亀の上に森林かー
「動く森林ってのもシュール?」
まーなー
「ミケー」
「にゃに?」
「この亀って、魔獣なの?精霊と違う?」
「ほう、よくわかるにゃ、精霊の一種、低級精霊にゃ」
「ほほう、、なるほろ、、、あれ?んじゃミケの言うこときくんじゃん」
「まぁ、にゃー」
「んじゃこいつに小さくなれって言ってよ」
「えーーー、、」
「なにかあるの?」
「低級精霊って生意気にゃ、大したことできないくせに」
「こいつ、なにができるの」
「でっかくなる」
「それだけ??」
「それだけにゃ、、」
・・・・・・・・・
めいわくなだけじゃん、、、

「神田ー、重力操作、こいつ全体できるう?」
「難しくはないけど、、どこにもってくの?」
「衛星軌道とか、、、」
・・・・・・・
「むずかしくはないけど、、力かなり使うなー」
「どんくらい?」
「3日くらい寝込むかも、、」
きびしなぁ、、
「仕方にゃいにゃー、、神田、ミケのまにょく使うにゃ、ミケの尻尾もってやるんにゃ」
Ok「じゃさっそく」山田
「「「「あほかーっ!!! 俺らまで軌道上じゃい!!!」」」」

地上に降りて、神田はミケの尻尾を持って亀に左手をかざした
と、
ふひゅん!!!きらりん***!!!
「スゲー速い!!」
「おう、お前のアレ、寸前に気付いて応用したわ、おかげでほとんど魔力使わずw」
「お、、おう、、、」俺のトラウマ、、、(第20話)


「一体何があったのじゃ?」周子
「僕が亀を宇宙に放り出しました、ほどなく、彼は永遠にこの星の周りを回り続けるでしょう、月みたいに。衛星が増えたということです。ものすごく小さいけどw」神田
周子いまいちわからんという顔。
「まぁ、お前ららしい方法だなー」驚きもしない山梨さん

「だけど、アレだよな、千葉の獲物も俺らのも、お前らにかかっちゃ一瞬だったろうなー」
「「「「「いやいやいやいや、亀攻撃してこないもん!!」」」」」
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