(二)‐3
文字数 267文字
装甲服の片方の男が「おい、どうしたんだ」と言った。
パソコンは「赤レンガ倉庫が吹っ飛んだ」と返事をした。
「海上自衛隊の掃海チームの人たちは?」
もう一人の装甲服を着た女性が心配そうに言うと、パソコンは「恐らく一緒に……」と言葉を濁した。
男の方が拳を地面に叩きつけて「クソっ、なんてこった」と悪態をついた。
「ジャイロか加速度センサーだろう」とパソコンが言うと、男は「だから神奈川県警の処理班を待てと言ったのに」言った。するとパソコンはさらに別の男性の声で「掃海部隊じゃ機雷は処理できても爆弾は処理できないだろう」と言った。
(続く)
パソコンは「赤レンガ倉庫が吹っ飛んだ」と返事をした。
「海上自衛隊の掃海チームの人たちは?」
もう一人の装甲服を着た女性が心配そうに言うと、パソコンは「恐らく一緒に……」と言葉を濁した。
男の方が拳を地面に叩きつけて「クソっ、なんてこった」と悪態をついた。
「ジャイロか加速度センサーだろう」とパソコンが言うと、男は「だから神奈川県警の処理班を待てと言ったのに」言った。するとパソコンはさらに別の男性の声で「掃海部隊じゃ機雷は処理できても爆弾は処理できないだろう」と言った。
(続く)