本説③

文字数 6,712文字

 入相の鐘が撞かれて、家路を急く人出が大路を埋めた。書斎の窓から、好奇心で館に群がっていた人垣も引き揚げてゆくのが見えた。成果があったかは知れない。クラウスとイナーシャは2階にあるその書斎で向かい合った。敷かれた座布団の周りには私物が(ばら)けていた。それは巻物やら、木簡やら、文やら、そのまま放っておいては傷むこともあろうが、取り立てて言われない、多くはそのようなものだった。これらに紛れて龍笛(フルート)が無造作に転がっていたのを、イナーシャは拾い上げて

「御演奏なさるのですか?」

と話題にした。言問を受けたクラウスは僅かに表情を翳らせて

「別に。他人に演せるほどの代物でなし」

と幾分か素っ気無く、ある種の謎めいた不機嫌さを混じらせて。彼は龍笛を取り上げて文机の上へ置いた。斯う転がっていた果から考えるに、やはりいつか何らか用したはずなのだが、イナーシャは主君が器楽に興じているところを未だ見たことがない。

「さて、この洋燈(ランプ)だが」

クラウスは風呂敷入りの小葛籠をあけて本題に入った。

「なぜ点いていると見える?」

「って、どういうことです?」

「お前の気のせいかも知れんぞ」

「ええ、でも見えますよ。明かりがついているんです、光っています」

イナーシャは数刻ぶりに洋燈を目にしたものだが、その様子は往事と寸分も渝わらなかった。といって、さして気にする程でもない。「そのように見えたら死ぬ」などと憶説が付随していなければ。

「これはトムソンだな」

クラウスは断じた。

「トムソン?」

とイナーシャは復唱する。

「いかにも。或る者にはこう見えて、或るものには見えない。つまり位相が違うのだが、そこそこに珍しい現象ではある。人には見えないものが見える気分はどうだ?」

「……」

イナーシャはもちろんのこと恐ろしかった。それは見えたものが不吉の徴候だったからによるのだが、いま一般的な場合を考えてみても仕方がない。答える代わり長大息を吐いた。

「さて、確かめることがある。少し光源(あかり)を減らそう」

こう云ってクラウスは、返事を待つ替わりに窓際に寄って手際よく御簾を下ろした。おぼめける夕闇さえ閉め切られ、書斎には燭火もなく溶けるような暗闇に包み込まれた。

「!?」

イナーシャは其処でとても不可思議な光景を見た。洋燈の明かりは暗闇の中で煌々と灯っているのに、書斎内は闇に呑まれたように真っ暗であった。確とした光源があるにも関わらず、一寸先もまるで見えない。

「まだ夜目が利かないから、こちらは何も見分けられたものでない。イナーシャ、灯火があるなら、何か文字は読めるか?」

ただクラウスがそうやって問う声だけが聴こえる。光ある闇は、戦慄を誘導するに足るきわめて異常な光景であった。イナーシャは総毛立ってふためく

「おかしいんです! 何も見えません!」

「何も見えない? なら、その光は錯覚のようなものだ。もし本物の光なら、それを便りに字も読める筈だろう。納得するか?」

(クラウスはイナーシャが■■■■■であることを知らないので字も読めると云ったが、ここでは置いておく)

イナーシャはたいそう物怖じして、虚空のなか見えないクラウスに向けて手を伸ばした。幸いにして、苦もなく触れうるものに到達した。

「どうした」

「明かりをつけてください。すごく怖いんです……」

そういって寄り掛られたクラウスだが、夜目も利かないので直ぐという訣にも行かぬ。仕方なしイナーシャに小葛籠を被覆していた風呂敷包を手渡した。それでイナーシャは洋燈(ランプ)を隠し、幾許かこの不気味さを和らげることができた。

「わかりました。いくらランプが点いているように見えても、ほんとうには点いていないから、明かりにはならないんですね……」

イナーシャが正鵠を射るようなことを云ったからか、横手を打って、クラウスは頷く。

「そうだ。これでどちらの見え方が正しいか解っただろう?」

「はい」

そのうちふたりは目が慣れてきて、普段使いの行灯を探って部屋を照した。イナーシャも落ち着ける状態に戻った。洋燈(ランプ)が隔てられたのもあるが、凄涼たる寒気が現の火で退いていくような感覚もして。こうしてイナーシャが馴れた羊のように大人しく毛繕いをしたり草を喰んでいるあいだ、クラウスは専ら古の巻物を棚から引摺り出してとっかえひっかえ渉猟(あた)っていたが、やがて彼の中で度量を越したのか、散乱した書や端書を今度は熱心に片付け始めた。しかし、到底部屋のはじめの乱雑さにすら戻らなかった。

「あの……お許しください。さっきは取り乱してしまって。勝手にお手を触れてしまいました」

イナーシャは畏まって謝罪した。

「気にするな。あれはもうお前のことが気に入っているから、大目に見てくれるだろう」

とクラウスは許す。此処に「あれ」と指称したのはアデールである。クラウスにしか認識されることのないこの精霊は、許可なくクラウスに触れる者(というより、みだりに馴れなれしくする者)があると瞋り立つ(とクラウスは伝う)。

「そうですか。あの……旦那様ご自身はどうなのでしょうか?」

イナーシャは訊く。

「如何とは?」

「え、あの……」

口籠もる。

「アデールの話をしているのだろう」

「その……主体性はないんですか?」

「無いな。何ごとも精霊の思うようにする。それこそが惟神の道というものだ」

あっけからんと容れられ、イナーシャは途方に暮れてしまった。冗談ならともかく、二言目のない本気である。畢竟、メイドごときが手を触れようと触れまいと、この主公にとっては大した儀ではないのだ。イナーシャはなぜかつまらないと感じてしまい、そのこと自体に遣る瀬無い思いになった。

                    米

進展があったのはその夜であった。書斎に半身大の姿見が持ち込まれ、何をするかと思えば、イナーシャは洋燈(ランプ)の鏡像を見よと命じられる。
鏡を見たイナーシャは、立ち待ち驚くばかりとなった。鏡の中の洋燈はイナーシャの目にも全然点灯していない。クラウスやその他大勢と同じく、すっかり消えた状態で視えている。し、所謂合わせ鏡を行ってみても、点灯した実像から増殖してゆく無数の洋燈はいずれも消えたものであることが確かめられた。

「収穫はあった。イナーシャ……だったか? 今夜はもう寝なさい」

クラウスにそう曰われて、憤ろしいとも口惜しいとも感ぜず(クラウスが自分の名前を忘れかけている事実は普通のことと見做したので)、イナーシャは唯々諾々これに從った。
彼女は長時間の正座で痺れきった足を気合で誤魔化しつつ、深く一礼してから書斎を出ていった。

                    米

「へえ、そんなことがあったのね」

昼休憩にて。イナーシャの直属の、又唯一の上長であるアフィーネは、さる今宵の顛末を当事者の口から聞き、たいそう興味深そうに相槌を打った。

「はい……」

「クラウス様と、ふたりきりでね」

「そこですか?」

「あ、呪いのことはお気の毒よ?」

と彼女はつけ足りする。アフィーネはクラウスに非常な好意と歪んだ忠誠心とを有っているメイドである。手仕事はとても有能なので、クラウスも名前くらいは覚えているであろう。が、この得がたき好意も彼にとっては風の前の塵に等しく、ただ精霊が見えないことだけで凡百と同じ地位に置かれてしまう。

「そもそも旦那様には、アデール様という精霊の御寮様(およめさま)がいらっしゃるんですよ? この前も説いましたけど」

「別嬪さんですそうね」

「え、はい…」

アフィーネとアデールは直接会ったことはない。が、イナーシャはせめて話だけでも通していた。
アフィーネはかぶりを振って

「でも考えてみて、貴族様なら何人も妻帯されるのが普通でしょう? だからあたしは何とも思っていないわ。ところで、イナーシャちゃん。今夜もクラウス様とご一緒するそう、ね?」

といって、修辞上の効果を補強するように視線を釘付けする。

「命が賭ってるんです……堪忍してください!」

イナーシャは泣ぐみながら許しを請うた。アフィーネは

「わかってるわ。わかってる。だからね、そのとき聞いてほしいの。あたしの評判をね。できるかしら?」

と依頼する。

「私がですか?」

「そうよ。あたしはもうクラウス様とは2週間くらいまともに雑談していないんだから。でも、あなたなら」

といって勢いよくむんずと顔を寄せた。この威迫めいたスキンシップも、やはり修辞上(省略法)の効果を補強するためのものだった。結果としてイナーシャは応えないわけにはいかない。

「わかりました、ただし、その代わり……」

「その代わり?」

「私の無事を祈ってくれると、その嬉しいのですけど」

「大丈夫よ。だってこのお屋敷には結界も張ってあるじゃない!」

そういってイナーシャの肩を叩叩と打った。
多少の波瀾はあったものの、こうして午後からの休暇申請は無事通過して、イナーシャは闕勤(けっきん)扱いにならず自由時間を得ることができたのである。

                    米

書斎にて。クラウスが寝る間も惜しんで製作していたのは、どうやら奇異(としか言いようのない)な装置だった。

「鏡箱だ」

「カガミバコ?」

「これは何ですか?」と尋ねられるより先手をとって、クラウスは真正面から云った。それは洋燈を絶妙な角度から映した鏡と木筐からなる大掛かりでもない、いわば中掛りの道具だった。本物の洋燈は箱の中に入れ込まれ、鏡にだけ映じている。傍には古式の燐寸(マッチ)箱がご丁寧にも置いてある。

「鏡に映る洋燈の有様を観じて、実相を探究せん」

と小難しげに理屈を衒鬻するが、当然そうなまでにイナーシャにはよく分からない。そもそも、原理の領得というものは、両者の間に多少の共通理解があって初めて成り立つものである。ところが彼らの交叉は「この洋燈の呪いを何とかしなければならない」位しかない。宜なるかなである。

「洋燈は灯くようにしたから火を入れて見ろ。あくまで鏡の中だけで。それで今度は灯を消してから、はじめて実物を見る」

つまりは、イナーシャは心に云った。あくまで鏡の中の形が真実と思い込むようにしろ、ということだろうか? それで実物は覆いに隠されていて、しかるべき時まで見ることができない。だけども鏡に映った像を頼りに現の洋燈に灯を入れることは、ある程度骨が折れる作業と推測された。

「このやり方で、洋燈が点かなくなって見えるんですか?」

イナーシャの懐疑に対して、クラウスはさらに細々とした補遺で理論付けた。合間、怠そうな欠伸をひとつ挟んでじつに心証は悪かったが、けだし碌すっぽ眠てないのだろう、これも自分のために精一杯してくれた末と慮って、イナーシャは却って感謝の念が湧いた。

而すがに、この企ては奏功しなかった。おぼつかない手つきで、なんとか鏡越しに火を灯し、しばらく見て、消えたのを又見てから、最後に実物を見る、と尽日(ひがな)繰り返すほどの勢いで試みたものの、一向に効果は得られず。幾ら鏡の中に映る姿が真実なりと思い込もうとしても、実の洋燈を覗き込めば、イナーシャの目には必ず点いて見える有様ときて、風で縄を綯うような行為がしばらく続いた。午后からはじめて、たちまち日が西へかたぶいて了った。

「灯ともし頃か。イナーシャ(これ以降、彼は彼女の名を決して忘れなかった)、遣り方を更めよう」

「はい」

「少しばかり待て。この館は結界が張ってあるから、即座に命が獲られるような心配はない。洋燈そのものに危険が感じられない以上、外から巣箱に帰ってきた妖魔が何か悪事を働くと考えられる」

「じゃあ、結界の内にいれば……?」

「安全だ。とはいえ――」

「一生この中にいます!」

イナーシャは勢い叫んだ。意気込みを気勢で代弁するかのようであった。後ろ汚く生を偸んで生きる道だが、彼女にはそれで充分だった。

「滑稽だな」

クラウスはそれだけ云うと、擽擽(くすくす)と譏笑し、装置を組み換え始める。

「この館で得られるものは多かろう。だが、俺は数年で此処を見切って引き払うつもりだ。そうなるとお前はもう一巻の終わり……否、冗談だ、そんな眼で看て呉れるな」

イナーシャを見捨てるというクラウスの予定は半ば嘘であり、弄舌である。だが、館を引き払うということばの内に、クラウスの将来的な行動計画(つまり、ルーカス政権に対する放伐(クーデタ))までも読み取って、イナーシャはいった

「あの…クラウス様とルーカス様は仲がお悪いんですよね? でも、喧嘩は良くないと思いますよ」

これは本心から洩れ出た言葉で、お節介とも言えた。

「ふっ。まるであいつと俺はドゥルヨーダナとユディシュティラだ」

クラウスは自嘲気味にそう(なぞ)えたが、精霊の名前か何かだろうか、イナーシャにはまったく以てぴんと来ない。

「あの、クラウス様は、ルーカス様とどのように接してこられたのですか?」

「こんなことになる前か? 無視してきた」

「もしかして、それは精霊とは関係がないからですか?」

「そうだ。毛ほども関係がない」

イナーシャは、やはり、と思う。彼の性向が少し解りかけている気がした。そうして、畏れ多くも、自分ならばこの運命の軌道を変更できるのではないかと些か大それた気になり、仲立ちしようと目論んでから、あらためて指図した。

「それはよくないと思いますよ。親兄弟仲良くするには、稚さいときからの関係が大切です。でも、多少のことなら、やはり血は繋がっているので……」

「血が繋っていることがそんなに大事か? いや、これは皇家の胤裔としてあるまじき言葉だな。撤回しよう。血の繋がりは――呪いだ」

クラウスはわざわざ言い直し、きわめて辟易した声色で云った。

「たしかに私も、血は苦手ですね」

苦衷のイナーシャはそう言い添えたが、クラウスは一笑に付するのみだった。その実、大した苦もなく笑いに換わるなら、それはじつに佳い言葉だったのかも知れない。
軈て、堪え切れなくなって、沈黙を破るようにイナーシャは真意を打明けた。

「あの、実は私、ある貴族家(いえ)の……」

「スピノール家か?」

「え?」

イナーシャは身辺調査でもされているのかと思った。しかし、違った。

「深紅の眼だ。綺麗なものだな」

スピノール家の血筋に特有の形質、それは尖晶石(スピネル)のように(かがや)く瞳である。この表現型を有する家系は国内に幾つかあれど、伝統あるスピノール家のものが特に際立って美しいとされる。イナーシャも前代からこの深紅の眼を受け継いでいた。

「たしかに私はそうと聞かされてきました。でも、継承権はなくて、ただの偶然かもしれませんよ……?」

イナーシャが自信なさげに困惑してみせると、クラウスは呆れた。

(しか)らば結局、何が言いたい?」

「……えっと、わかりません」

「もういい。あと少しばかり時間を要する。退って晩餉でも摂っておきなさい」

                    米

なぜ、あの場で逃げ腰に及んでしまったのかと、イナーシャはぐるぐると螺旋階段を降りながら省えた。蓋し、クラウスから「綺麗」と曰われて、面映くて。しかしあれは眼の色のことで、その本意も「綺麗=はっきりみえる」くらいのもので、まず他意はない。それでも――認められたようで彼女は嬉しかった。
イナーシャは(いつ)も鏡に対して余所余所しく振る舞う。みずからの紅眸を確認することは自己嫌悪を惹き起こし、或いは、彼女の内に流れる高貴な血が自家中毒を起してしまうから。いつしかイナーシャは鏡台に立っても、その楚然とした紅い瞳を意識するのをやめた。なるべく焦点をあわさないようにして、瞼を弛緩しながらぼんやりと事を済ませる。
血はいつまでも飼い馴らせなかった。彼女の体内を還流する高貴の血は、故由なき者の下で働くことが耐えがたい。けれども、王(※クラウス)に仕えるならば、それは臣下としての勤めであるから、大人しく唸り声を潜めてくれた。イナーシャにとって、この館のほかに行く場所はなかった。愛する肉親や、気高き王族のためなら進んで奉仕を引き受けることもできる――母親から半分はメイドの血も受け継いでいる――が、ここを放り出されて狭斜に彷徨い、或いは平民街の噎せ返るような酒場で酌女(しゃくふ)をするくらいなら、寧ろ縊れと血は命じている気がした。
畢竟、いくら呪われて命を落としかねない危険な目に遭おうと、御寮様からいじらしく虐められようと、その他どんな困難に見舞われようと、イナーシャには此処での働き口しかなかったのだ。受けた血筋の半分を棄ててしまえるなら話は別だが。

「イナーシャちゃん。どうだった?」

階下に降りきると、アフィーネが両の盆に食物を載せて通り掛かった。それでイナーシャの思考は中断させられた。

「あ、手伝いますよ」

「そうね。お願いしようかしら。あとで聞かせてね」
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登場人物紹介

クラウス・シャム・ブレイド

ジオイア王シロウの第一子。第八代天子。

王だったが追放されて囹圄邸で暮らしはじめる。

世間ずれしており精霊のことしか気にかけないというきらいがあるものの、王に返り咲き国を守ろうという使命感はある。

妖しげなアイテムをよく引き受ける(本意ではない)。

ルーカス・アミアン・ブレイド

第九代の現国王。幼き頃から優秀かつ実直で、非合理な考えが苦手な性格だった。戴冠後は民のことを第一に考える堅実かつ至誠な統治を行うが、精霊は見えない。クラウスを憎んでいるわけではないが、父シロウとも重ねて複雑な思いを抱いている。

シロウ・ブレイド

ブレイド王家の7代目当主。

人心をつかむ政治に加え精霊との適切な折衝をおこなった理想の王として語り継がれる。その早逝については、精霊の国に去ったとも言われる。在位中は精霊との兼ね合いのため正式な婚礼は行わず、内妻ユニタリアとの間にクラウスとルーカスの2子を儲ける。

イナーシャ

本作主人公?でクラウスの召使い

スピノール家当主と侍婢との間に生まれた隠し子。

祖母のいる山間部の田舎村にひきとられ、上京しクラウスに仕える。

姉のアナベリアンナを逆恨みしている。

アデール additive idèle

クラウスの正室?で精霊。人間の血が混じっているらしい。言葉は通じるが通じないらしい(クラウス談)。クラウスにしか見えないが人前に姿を表すことも可能。

アフィーネ

クラウス邸のメイド長を務める妙齢(詳細不明)の女性。

クラウスに執着している。仕事熱心なのも専らそのため。

ヘック・ザ・ロックディガー

脇役。ヘック。金鉱を掘り当てようとする純度の高い山師。一攫千金の志を持ち囹圄邸に出入りするクラウスときわめて親しい人物だが他からは信用されていない。クラウスから資金提供を受け、スペルナー山系で試掘を行う。

イディール

アデールの兄。気高き精霊であり、世世に渡り王宮に棲む。

たまに妹の様子を見に来る。


イズモ

ルーカスの秘書として雇われている。ルーカスから最も信頼される部下。

アフィーネの妹。

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