美月流☆自分を知る旅~落胆対処編~

文字数 1,141文字




 いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。

 庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。

 さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月と一緒に、自分を知る旅へと、出掛けて行きましょう。

 今回取り上げるテーマは、落ち込みそうになった時の対処法についてです。





 私は最近では、エネルギー・レベルが以前よりも上昇し、それに加えて、年の功(今年四十三歳になりましたニヤリ)ということもあり、滅多に落ち込むことなどなくなり、くよくよ悩むことも激減しました。

 お陰様で、終日気分良く過ごせる日が多くなっています。

 ところが、つい先日、ちょっとしたことがきっかけで、危うく落ち込みそうになったことがありました。

 これまでの思考パターンならば、そのままネガティブモードに突入するところでしたが、私も成長したもので、そこで『ちょっと待てよ』と、パターンの中断に入ったのです。

 『落ち込むことはいつでも出来る。でも、その前に、私は日常の生活の中で、自分で努力出来ることを、精一杯やっているだろうか』と考えました。

 例えば、規則正しい生活を心掛けるとか、部屋の掃除はこまめにやるとか、職場の人達に笑顔で元気良く挨拶するとか、接する人達に親切に振る舞うなどといったことです。

 そういったことを実践する前に、身の周りで起きる出来事の質が悪いからといって、そのことを嘆くのは、何だか違うよなと思ったのです。

 運が悪いことを徒(いたずら)に嘆く前に、まずは自分の周りに対する態度を省みる習慣を、持てると良いですね。

 それが自分を知る旅にも繋がります。

 そうして時々、気を抜いて生活している自分の振る舞いを客観的に眺めてみると、これで運良く生きられると思っているなんて、一体何様? と愕然(がくぜん)とすることがあったりします。

 ですから、もしも落ち込む必要があるとしたら、今のあなたに出来る最大限の努力を払った上で、それでも不都合なことが起こった時に落ち込んでも、遅くはありません。

 実際、それだけでも、落ち込む頻度は、かなり減らせるのではないでしょうか。

 私達が日々生活していく態度は、毎日少しずつでも、洗練させていきたいものですね。

 それでは、今宵も最後までお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。

 またのご来訪を、心よりお待ち致しております。


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