第7話 知恵の実・ブルークリスタル

文字数 7,731文字

 雨は昼には上がった。だが、てっぺんまで上がった太陽は、午後になって急に異変を生じた。誰も予想しなかった日食が始まったのだった。生徒たちは窓に乗り出し、その景色を見ていた。先生も授業を中止して観察している。
「暦では、今日は皆既日食なんかないはずなんだけど。変ね」
 那月はミカに言った。
 太陽は、急激に三日月のような形に変化し、どんどん辺りは暗くなっていく。皆既日食が起ころうとしている。月は太陽を覆い尽くし、上空で真っ黒なダイヤモンドが、その輪郭のみ白く輝いているような光景が現れた。
 だが、皆既日食は二十分経っても三十分経っても継続している。
「やっぱり変だよ。昨日、月のエネルギーを増幅したのが原因なんじゃないの」
 ミカはまだ体調が戻らないまま、胸を押さえて言った。
「う~ん」
 那月はうなったまま、窓から皆既日食を直視してにらんでいる。
 あり得ないことだが、その日一日中、ずっと皆既日食が続いていた。しかも日食の黒い太陽がそのまま空に浮かんだまま、日が暮れていく。
「もしかするとこの皆既日食は、巨蟹市だけに起きているのかもしれない」
 亮の不安は現実味を帯びていた。

 放課後、三人は伊東アイに気づかれないように天文台に向かった。三人は無言で大学構内を歩く。噴水前広場には、昨夜と同じ金属光沢の巨大な「卵」が鎮座していた。
「光ってる……」
 ミカが指差した。卵は、青白い光を放っていた。ミカはそこから、生き物のような「気配」を感じた。
「まさかこの機械の作用で空が?」
「遂にディモンの侵略が始まったのか-----」
「二人とも、早く天文台へ。私が何とかしてみる!」
 那月は必死になってヱルアメジストを操作し、答えを見つけようとしていた。こんな時なのに、大学の研究員たちはまるで姿を見せない。外の「卵」もそのままだ。もちろん大学の設備とも思えない。それもまるで仕組まれたことのように、ミカには思われた。
 これまでの月面写真を並べていくと、ダークシップの艦影が増えているのが分かった。ミカは二人の話を聞きながら、写真を見ようとしない。
「やはり……あの外の卵、『ダークエッグ』っていうらしいよ!」
「それは?」
「ディモンの兵器よ。ヱルアメジストが教えてきた。月から出現したのよ」
 那月の十本指が、眼にも止まらぬ速度でキーボードを叩いていた。那月はモニターを凝視し、歯を食いしばって何がしかの対策を講じているようだった。
「あれ? おかしい、皆既日食移動してるのかな」
 那月はヱルアメジストのライフ・フィールド・システムを自動運転させながら、三人は再び外に飛び出した。
「あっちにも太陽がある!」
 ミカが皆既日食と反対方向に夕日を見つけて指さした。亮がもう一つ、別の方向に太陽を見つけた。太陽はさらにもう一つ、計三つ浮かんでおり、それに皆既日食を加えて東西南北に存在した。やがて、白い光輪に縁どられた黒いダイヤモンドのような皆既日食が、さらに新しい日食を起こすように三日月状に削られながら、明るい満月へと変化していった。三人はその光景を無言で見ている他にない。他の三つの夕日も、同時に完全な満月へと変化すると、日が完全に暮れて夜になった。
 四つの満月が空に浮かんでいる。
「これが続くと一体どうなるの? 狼に変身しちゃうとか?」
 ミカが空から目を離さずに言った。
「本物の月は、あの中のどれか一つのはず。他の三つは、月の闇の面から出てきたディモン兵器なのかもしれない」
 「卵」の青白い光が筋となり、天文台の頂点に達している。天文台から立ち上る暗いダークフィールドを見て、那月は慌てて引き返そうとした。
「ヱルアメジストが乗っ取られて、操作されている! 天文台に戻ろう」
「何あれ?! 月が」
 ミカが叫んだ。ミカは指さした満月が、ドロッと、まるでバターが溶けるように変形した。月から、しずくが地上に向かって垂れている。那月は金縛りにあったように立ち止り、他の満月を見まわした。
 四つの満月のうち三つが、地上へ向かってしずくを垂れ流していた。満月が泣いているようだ。おそらく、残った満月が本物の月だった。
 「水だ」と亮が短く叫んだ。
 三つの満月から流れた涙が、地上へ到達した。満月は滝のように流し続けている。三方から、何かが押し寄せてくる轟音が彼らの立っている巨蟹学園大学に響き渡る。
 周囲の大学ビルを遥かに上回る巨大な津波が、三方から迫ってきた。ムー、アトランティス、伝説の大陸も、かようにして滅んだに違いないという大津波。そして各方角の満月は、水を流し続けている。
「アメジストが変な平行宇宙を召還しちゃったのかな?! このままじゃ、世界が滅亡する」
 那月は動けないまま、叫んだ。
「とりあえず一番近い高いビルの上に逃げよう!」
 ミカは二人を促した。三人は走った。ミカは自分が空を飛べるという可能性について、すっかり忘れていた。
 津波が間近に迫った。ミカは後ろを見て、那月が追い付いて来ないことに気づいた。那月は立ち止まって、天文台の方向を睨んでいた。
「那月、早く!」
 だが、暗闇の中で那月は微動だにしない。「那月!」というミカの呼び声に返事をせず、那月は両目をつぶり、
「許せない……許せない」
 と声を震わせていた。
 那月は強烈な白色光に包まれている。真夜中の学園に朝日が昇った瞬間のようだ。光が学園全体を包み込むと、那月は地面に右手を置いた。そこから、青白い輝きの三角形のエネルギーが発生するのをミカと亮は見た。三角形のエネルギーは急激に拡大し、ピラミッドとなって学園を覆い、四方から迫る津波を阻止するのだった。那月は自分の水を操る力を使って津波を防いでいる。那月は全身を白く輝かせた。那月が「やー!」と叫ぶと、津波は押し戻されていった。紅海を二つに割ったモーゼそのもの。滝を流している三つの月に、水が逆流していく。わずか五分間のうちに、学園は元通りの静けさを取り戻していた。水を支配する那月の力だ。
「那月、アンタの力って、こんなに凄いの?」
 ミカは近づきながら、那月をまじまじと見つめた。
「『水』なら任せてよ」
 那月は、ヱルアメジストを乗っ取られたことにかなり頭に来たらしい。那月は「新しい現実」を想像しながら、力を増幅した。そう、理想の自分を。
 まだあの禍々しい偽の月が四方に浮かんでいる。白く輝く那月は、両手から月の一つに向かって眩い光を放った。しかし月にはシールドが張られていて、那月の放った光の弾を跳ね返した。
「負けてられない。正しき者は七たび倒れても、また起き上がるのよ。きっとヱルアメジストが問題を解決するから。ミカちゃんが昨日、ダークフィールドに利用されてこんなに結果になった。ヱルアメジストを使って、あの偽の月を逆に反転すれば、破壊して、元の世界に戻すことができるんじゃないかと思う、天文台に戻りましょう」
 天文台に戻ると、那月は地下階に二人を連れていった。そこには、巨大クリスタルの石柱がいくつも並んでいた。こんな異様な装置がある、巨蟹大学の天文台とは一体何なのか。
「驚くでしょ? あたしも最初ここに来た時、これが何なのか分からなかった。だけど、これは上にあるヱルアメジストの増幅装置なのよ。クリスタルはエネルギーを貯蓄して、増幅する作用がある。これは魔法陣みたいに配置されている。すべてを起動して、ヱルアメジストに溜まったダークフィールドを反転させさえすれば、あの偽の月は全て破壊されるはず。最初のトリガーは、わたしが引く」
 そういうと那月は、五芒星の魔法陣の中心に立った。目をつぶり、足を広げて仁王立ちすると、手足が長いので様になる。
「今の私ならできるはず……」
 那月の白い輝きが、周囲の五つのクリスタルの石柱に伝ぱし、輝き始めた。
「ヱルアメジストが応えたッ!」
 那月にはヱルアメジストが正常化したことが分かったらしい。
 天文台のアメジスト・ドームから放電が起こり、紫色の稲妻が四つの月に到達した。再び三人は階段を駆け上り、外に出た。見ると、三つの満月に亀裂が入っていく最中だった。偽満月はやがてバラバラに砕け散る。アメジスト・ドームからの振動を加えられて破壊されたのだった。偽満月の破片が学園に達して降り注ぐ。
 やがてその粉末が宙で凝固し始めた。金色に透き通った、無数の物体が飛び回って集合し、雲を形成した。低い金属音をうならせながら、大学上空を旋回する、羽のないドローン。それぞれの大きさは直径三十センチほどだった。
「今度は一体何よ?」
 ミカはどうすることもできず、猛烈にうるさいハエのような連中の襲撃に、身をかがんだ。
「でっかい金色の放散虫みたい」
 那月は、それがプランクトンの化石に酷似していることに気づいた。
「俺は前の宇宙で観たことがある。これは、偵察機だ。敵の無人兵器の一種だ!」
 亮は近くの建物に避難しようと、二人を促した。
「ミカちゃん、今夜あたし、自分が戦士だって、分かった気がするのよ」
 那月が呟くように言った。
「え?」
「天使って実在するのよ! 奴らみたいな悪魔が存在するように。今、力を使ったら自分の中にそれが宿ったことを感じる」
 水を司る戦士。雨が降っていても、那月が天文台に籠る時は、決まって空はからりと晴れた。だから那月がこの世界の中心というのも、あながち間違いではないかもしれない。
 噴水の水が溢れ出した。那月の両手の動きに沿って、霊気を帯びて発光する水は、放散虫偵察機を次々と破壊していった。派手な爆発で砕け散っていくそれらの破片を避けるため、ミカと亮は地面に伏せた。
 放散虫偵察機が竜巻と化して、那月に襲い掛かった。
「那月!」
 ミカの声は、那月がクルクルと身体を回転させながら放った強烈な光の衝撃波にかき消された。直後、上空で無数の放散虫が大爆発を起こし、金色に輝く透明な破片が降り注ぐ。トパーズらしかった。
 残った放散虫が逃げるように旋回し、駐車場へ降りていった。個々の機体が、静かに眠る車のボンネットの中へ消えたように見えた。
 車両が振動を始めた。駐車場の車が、まるでポップコーンのように飛び跳ね始めた。車同士が大きな接触音を起こしながら、一台一台が連結して宙に起き上がる。およそ二十台ほどの車が繋がった姿は、まるで巨大なムカデのように見えた。車で出来た巨大ムカデが、三人に襲いかかった。
「二人とも、下がってて」
 那月は両手を前面に広げた。巨大な水柱が最前線の車両にぶつかり、砕け散った。それでのけぞった連結ムカデ車は、後ろに派手な音を立てて崩れ落ちた。
 再び上体を起こそうとする相手に、那月の第二撃がヒットした。第三撃、第四撃を喰らわせ、白い光に包まれたムカデ車両は木っ端微塵に砕け散った。車を操作していた放散虫偵察機も、粉々に砕け散っている。
「すごい、凄いよ那月! あんた今侵略者を倒した。世界を救ったよ?」
 ミカは那月の顔をまじまじと見た。那月はこぼれる笑顔で頷いた。亮は呆気に取られて見ている。那月の才能が世界を救ったことが、ミカには何よりうれしかった。ミカと那月は手を取り合って喜んだ。
 まさに那月は、今そこに舞い降りた天使のように見えた。それが、覚醒した那月だった。天使がミカの身近に現れたのだ。闇を追い払ったかわいい天使。那月の中に、その力は眠っていた。美しくて聡明な力強い天使。
「わたし、ミカちゃんと原田クンの役に立てるなら、それで……」
 那月は笑った。
 ミカは、那月と一緒に世界の秘密を分かち合って戦える事を何より嬉しく思っていた。これからもずっと、三人で力を合わせて戦えるなら、たとえ仲間がたった三人だけだったとしても、たとえ時空研から置き去りにされても、世界が伊東アイに支配されていても、やっていける。三人で戦うことができたら、希望はあるに違いない。
「今日は解散しよう。私、今夜も残って徹夜するよ。ダークフィールドが溢れた事で、ライフ・フィールド・システムに欠陥がある事が分かったから。でも、私の力も覚醒したし……まだまだヱルアメジストには素晴らしい可能性が秘められてる! プログラムには改善の余地があると思う。今日の事件は、単にプログラムを使いこなせてないだけかもね。アイさんが使うなって、戒めていたのも分かる。きっと今夜また新発見があるよ。楽しみにしてて。だから、朝まで頑張ってみる!」
「三日も連続して徹夜なんかしちゃって、ホントに大丈夫なの?」
「大丈夫。力が付いたら、何だか元気になっちゃって……全然眠くないの。エッヘヘヘ」
 那月が両手でガッツポーズすると胸が揺れた。
「そうなんだ。じゃあ……」
 ミカの方はドッと疲れていた。UFOを見た影響もまだ強く身体に残っている。考えてみれば、ダークエッグは沈黙したが、大学にそのまま置かれている。でも今は考えたくない。
「うん」
「明日、学校で会いましょ」
 ミカと那月は見つめあい、微笑んで別れた。ミカは、那月と別れるのが何だか名残惜しかった。明日になれば、また学校で那月に会える。いつでも会える。でも、この時ミカは、那月の笑顔をいつまでも見ていたい気分だった。
「鮎川、ありがとう」
 亮の挨拶に、那月は耳まで赤くして頷いた。ミカは、那月がかわいいなと思った。
 気が着くと、月は一つに戻っていた。そこで、ミカは宝生晶の言葉を思い出した。今ある、あの月も、偽の月なのだと。

 那月は二人が帰宅した後も、深夜、サンドイッチを片手に、ライフ・フィールド・システムの研究に打ち込んだ。今や、地球の運命は自分の双肩に掛かっている――。当初こそ半信半疑だったが、ここまで来ればもう間違いがない。
 この宇宙では、おそらく来栖ミカや原田亮ではなく、「ザ・クリエイター」は自分・鮎川那月なのだ。だから自分が悲しければ雨が降る。敵が押し寄せても、意思力一つで撃退できる。自分がなんとかしなきゃいけない。研究への情熱は、自分がこのヱルメタルをマスターして、世界を救いたいと思う一心からだった。
 那月は、突然、遠くの星雲を見たくなった。いや、見なければならないという感覚に襲われたのだった。プラネタリウム機能を起動し、月から座標をずらしていく。とたんに、那月の、キーボードを操作する手が止まった。唇が震える。
 ヱルアメジストは、宇宙望遠鏡も観測できない深宇宙を探ることができる。見た事もない星雲の形を見つけて、那月は驚きのまなこでじっと見ていた。それは人の顔の形をした星雲だった。二つの銀河が合わさった星雲。亮の横顔と、ミカの横顔がキスをしている星雲だった。きっと、この宇宙のビックバンの名残だ。那月はウッと言って泣いた。即座に、満月に座標を戻した。
 その後、那月はまるで月の世界に取り憑かれたようだった。世界を救うために、もっとエネルギーを、力を得なくてはいけない。そのために月のエネルギーをもっと手に入れたかった。前から気になっていた月面の古城のような構造物に座標を合わせると、ライフ・フィールド・システムで、エネルギー変換を図った。自分の身体を増幅器として使いながら。
 力が、力がどんどん入ってくる!
 もっと力を! 私は何も眠くはない。
 午前三時、青白く輝く満月から、望遠鏡―ヱルアメジストを中継してダークフィールドが洪水のように那月に押し寄せてきた。
「しまった!」
 那月は月を観測しすぎたことに気づいたが遅かった。那月はエネルギーを反転させようと必死でもがく。
 暗黒のマイナスエネルギーの突風が部屋中に渦巻く。那月は叫び声を上げたが誰も聞く者はいなかった。
 部屋の角に黒い、人の形をした影が伸び上がっている。長いストレートヘア、うりざね顔で、丸いおでこの自分と同じくらいの少女の姿をした闇。フォルムは自分とは全く異なり、スレンダーだった。でも、なぜか分かってしまう。愛染ユキヱだ。平行宇宙の、もう一人の自分自身の姿。復讐心に凝り固まり、異常なほどの執念の持ち主。垣間見た平行宇宙での、水着姿のあの時の彼女とは全く違っている。
 那月はその瞬間、初めて闇に対して恐怖を感じた。それまでの情熱、闘争本能より恐怖が勝っていた。ユキヱの影は那月を乗っ取りにかかる。駄目だ、恐怖してはいけない。恐怖は、敵に力を与える。そんなことは分かっているはずだった。那月は叫び、後ろに吹っ飛んだ。デスク上に置かれたファイルの中の紙が舞い上がり、散乱する。部屋中、天文台全体をダークフィールドが包みこんだ。那月は侵食された。那月は壁に寄り掛かって座ったまま、意識を失った。
 望遠鏡のレンズから床に青白い光が差している。スポットライトのように照らされたその場所に、青白く輝く半透明の鉱石が置かれている。


 朝になっても来栖ミカは体調が戻らなかった。体が全く動かなかった。体調は日に日に悪化していた。食事が喉を通らず、だるさと吐き気が延々と続く。それでも学校を休みたくはなかった。那月があんなに頑張ってるのに、自分も、頑張らないと--------。
 その日、ミカは那月の姿を見て驚いた。那月が学校にサングラスをしてきたからだ。那月は教師にサングラスをとがめられると、目が太陽の光に耐えられないのだと訴えた。太陽アレルギーだというのである。太陽を浴びると目眩がするらしい。以前は全くそんな事はなかったのに。目が弱いと言われると、教師は那月のサングラスを認めた。那月の変化はそれだけではなかった。どこがどうとは言えないのだが、何だか昨日と雰囲気が違っていた。に、しても、どうして巨蟹市はこんなに暑いのだ?
「あづい~」
 ミカは暑いので足を開いて座り、下敷きをパタパタと扇いでいる。
「ミカちゃん、足閉じなよ」
「どう? プログラムの方はできた? ま、でもそんな無理しなくていいよ」
「うん。安心して。もう何もかも完璧だよ。何もかも、ね」
 那月はサングラスをずらして微笑んだ。ミカは那月のド派手な化粧にギョッとした。那月はその眼に、アライグマみたいな黒いアイシャドーにマスカラを着けていた。かわいらしかった昨日までのナチュラルメイクとは、まるで違う……。
 那月は日中やっぱり眠そうにしていた。三日連続で徹夜したのだから無理もないだろうが、それでも学校に出てくるのだから驚きだ。眠そうではあるが、寝てはいない。けれど、夜のようなパワーは全く感じられなかった。それでも、以前のような猫背ではなくて背筋を伸ばして堂々と胸を張り、目には力があった。授業中は、まるで電池が止まったように身動きせず、ときおり元気になると、亮にも積極的に話しかけ、そして、生徒会長・伊東アイに怯えている様子は全くなかった。
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