第六話:夜のパーティー

文字数 874文字

夜の11時になると俺は地下室まで行った。
おお~、地下室は暗い場所だと思ったのに意外と明るいじゃん、しかもめちゃうまいものが準備されている。

「神武君、よくここまで来たね、怖くなかった?あ!そうそうこの二人はお前と同級生になるから先に紹介しとくね、二人とも自己紹介して」
「オッス、俺は爆田涼太だ。これからよろしく、神力は真火之力です」
「こんばんは、僕は清水幸助です。これからよろしくお願いします、神力は聖水之象です。」
「二人ともよろしく」と
俺は言った。

「じゃあこんな感じでこの寮に今の四人しか住まないので、ご飯を食べながら話をしよう」
「あれ、この寮四人しかいないのですか?」
「そうなんよ、この寮ってボロボロだからみんな出て行っちゃったのよね。」
「マジですか。」と
俺は田中先輩と話しながらテーブルの上のチキンを千切って食べた。

「控時、お前ってすごいやつなんだな、あの氷多天愛とそんなに話せて攻撃を受けてないとは感心したぜ。」
「どうして?普通に話しただけ何だけど。」
「確かにあいつも俺らの同級生なんだけど、でも相手はあの水系大神だぞ。」
「爆田君、なんか楽しそうに私のことについて話していますね。」

いつの間に隣に氷多天愛がいた、そして知らない他の女子も。
「あれ、氷多さんも同級生ですか?」と俺は聞いた。
「そうですよ、女子寮はつまらないので新入生を連れてここに来ました。私たちと同級の人はいないけど。」
「氷多、お前そんなに話す人とは。てっきりお前が水系大神になったら下の人と関わらないと思ったよ」
「私はそんなことするような人じゃありません。そもそも私も恋愛とかはしたいので男子とも一応かかわっていますけど私を受け入れてくれる人がいなくて困っています~」
「でも氷多さんはかわいいだし、すぐに見つかると思うけどな~」と俺は言った。
「神武、お前はわかっていないな、大神という名を持つ人は何百人の中のトップみたいなもんだ、だからそれで付き合えられない男子もいるらしい。」

「まあ、もう時間が過ぎたし、また明日の入学式で会おう。お休み。」と
氷多天愛が言って女子寮に帰った。
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