第3話 ひらひらふわふわでも機能的

文字数 703文字

それでやっと、ジュッベって何かって話だよ。作中全く説明が無いだろう。
ジュッベは袖と裾の長い上着のことです。襟は有るけれど、前留めは無く、リンネルや羊毛で織られた布地で、柔らかくゆったりとしています。この絵では、真ん中の男性が着ていますね。コドル室長代理は黒のジュッベを愛用されているようです。
男性も女性も、労働者も学生も、ウラマーも着ている、帝国ではごくありふれた上着だな。何と言っても楽だし!
帝国では女性の服装と男性の服装が、完全に分かれていたという感じではないですね。女性がコルセットを着けていたという話も聞かないですし??
私はシャルバルを穿いて、クシャックを締める。シャルバルっていうのは提灯裾のゆったりとした穿きもので、ええと、『天空の城ラ〇ュタ』で後半シータが穿いているあれみたいなカタチ。クシャックは帯のこと。いろいろなものを挟めて便利だぞ。シャルバルも、男性女性の別なく着ていたな。
クシャックはヨーロッパの軍隊でも取り入れられて、サッシュとして身に着けられるようになったと言われています。俺はドラマを着ている設定なのですが…
ドラマも男女別無く皆が着ていたが、特に従者や使用人、イェニチェリに好まれた。上半身は細身で、袖も締まっており、動きやすいように裾をクシャックに挟んでたくし上げていると、ちょっと粋な感じだ。下の絵で後ろを向いている男性が着ているものかな?
帝国において、服装やその色は、職業や官位を表す重要なものでした。服装規定法もあったらしいのですが、詳細な資料は見つけられませんでした。情報求む!です。よろしくお願いします。
次回は宮中の人々の服装について。なんだか嫌な予感がするぞ…?
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