崇拝した偶像の

文字数 237文字

 アウトローに礼拝をかさね
 暗号で背丈をくらべていた あのころ

 溜まり場のガレージには
 小銭とサッカリンと
 テネシーウィスキィだけが恋人の
 貴女の皺がれた歌声が
 いつだって当たり前に転がっていた

 いつの間にか 俺ばかり
 歳をとっちまったみたいだけれど
 まぁ たまにはそんな昔話も
 きっと悪いモンじゃない

 俺たちが墓標になった この夜だけは
#ホラーポエム



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