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文字数 348文字



突き上げるモノを
抑えられるか
怒りなのか哀しみなのか
わからないこの衝動を
君は抑えられるのか
誰にでもあり得ることと
優しい人は慰めてくれた
でもそんな不確かな言葉より
消えゆくあなたの声を
あなた自身の声と言葉で
僕は受け止めたかった
どこへもぶつけられない
あの時も今も
この場所で眺める
あの向こうの見えない力に
贖えないほど小さな
存在だったと
諦めたくはない
でもたくさんのモノを
それは飲み込み
さよならも言えないまま
跡形も無くなった
罪でも罰でもないのならなぜ
そこにいたと言う事実だけで
選ばれたのだとしたら
あなたじゃなく僕だったならと
何度も問うよ
得られない答えを知ってるのに
僕はまたただここで
君の姿を求めて
僕が消えたらあなたの形跡も
消えてしまうから
あの時贖えなかったあなたの代わりに
もう少しだけここにいる
あともう少しだけ
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