「租税回避行為は問題にはあたらない」という富裕層キャンペーン

文字数 461文字

 昨今、パナマ文書問題で<「租税回避地」という漢字が読めない病>が続出してるらしい。

 「租税回避地」は合法だ。
 「タックスヘイブン」は合法だという意見が多い。

 「租税回避行為は問題にはあたらない」という富裕層キャンペーンも展開されている。


「租税回避、タックスヘイブン自体がすでに違法性を帯びた言葉だと思うけど、三成、どう思う?」

 島左近は熊本の避難所でニュースを見ていて感想をもらした。

「マスコミの大失敗というか、『タックスヘブン』じゃなくて『タックスヘイブン』が正しいとか文字のチェックしてる場合じゃなかったと思います」

 石田三成は冷徹に言い放った。
 そんなこと言うから人徳が下がって関が原で負けたんだという徳川家康の空耳が聴こえた。

「いや、申し訳ない」

 左近は思わず謝った。




参考:パナマ文書公開でさらに日本人の名前! ホリエモンなど富裕層の「普通の節税」「合法」キャンペーンに騙されるな
http://lite-ra.com/2016/05/post-2231.html
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登場人物紹介

神様

織田信長の神霊説もある。

神様の助手

黒髪の童子。

石田三成(いしだみつなり)

某戦国武将と同姓同名の男。
チートなスキルをもつ非正規社員である。

島左近(しまさこん)

某戦国武将と同姓同名の男。
三成のコンビニバイトの副店長だった。

婚活の女神アリサ


三成と関わりを持つようになる。

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