第３話「えっ！？ 城の前に変態の大群が！？」 前編
文字数 922文字
あー今日も暇だわー
暇すぎて体が麻痺するわーヒマとマヒだけに
隣の奴がつまらんっと……
テメーまだそれやってんのかよ！ お前そろそろ……
（扉バターン）たっ大変です！
城の前に人間の大群が！
えっ！？ 城の前に変態の大群が！？
それ大変と変態混ざってますから！！ ふざけんな！
なんでこいつキレてんの？
さぁ？
いやあんたらが……もういいです！
用件言いますよ！！
からの？
まだキレてるよ！！！！！！！！！！！！！
いえ～い！（ハイタッチ）
死ね(直球)
あっ……はい
まったく……それはそうとして、
城が人間の軍に囲まれてます！
監視の奴らは何やってんの？
それな
監視は空戦勢の管轄ですが
……
クスクス……クスクス……
うおおお（布団ダイブ）
逃げたな
それで、いかがしますか？
来てしまったモンはしょうがない
陸戦は獣王の管轄だろ、どうにかしてこい
分かりました。もちろん魔王様も戦うんですよね？
おいおい当たり前だろ？
ここで俺が出なかったらいつ出るんだよ
さすがです！ その言葉を待ってましたよ！
……って思ったんだけど
ここであえて出なかったら面白いんじゃね？
誰の意表をついてるんですか、行きますよ
あぁん（ズルズル）
▼魔王城の城門前
魔王出てこいー！ わしと勝負だー！
なんか
ガチガチの騎士みたいな奴から
一騎打ち申し込まれてる
こわい
４行に分けて言うほどですか？
本当は９行に分けたい
その心は？
この状況が苦行、９行だけに
隣の奴がつまらんっと……
お前もツイッターやってんのかよ！！
マジ個人情報とか流したら殺すからな！！
それは竜王さんに言ったほうがいいのでは
やつが常習犯だからせめてお前にはやってほしくない
なんか今年イチで魔王様がまともに見えました
それでどうするんだ？ お前の考えを聞かせてみそ
（なんか褒められてるしたまには真面目にやるか）
そうですね、ここは魔王様が一騎打ちに勝利して味方の戦意を高めましょう
（おっ真面目にやってくれてるな）
分かった、帰る
では……帰るんかい！ 真面目オーラはどこに！？
俺と一緒に帰る
帰らせませんよ！ ほら早く行った行った！
ウワーーーン助けてドラえもぉーん！！
そう都合よくドラえもんが助けてくれるはずもなく、魔王がついに初戦闘へ。
いったいどんな戦いを見せるのか？ 次回に続く。
