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文字数 1,516文字

13:00 起床
14:40 食事 カレーライス 温野菜 目玉焼き
15:00 出発
16:00 講義開始
21:00 講義終了
22:00 打ち上げ会場の予約
23:20 帰宅
01:05 日記執筆開始

 講義があった日。最後のグループ制作をこなし、無難に過ごす。帰り際に級友と打ち上げ会場を探して予約をした。参加者が最大で10名になったので、先生が喜んでいた。いつも多くて7人とかだったのに、2人も増えてくれて嬉しいと。来ないと表明した在校生3人についてはどうでも良いが、先生に何かお礼の品を生徒たちからカンパを募って買ってあげたいなと思う。

 僕らが卒業を控えて、先生は泣きそうになると漏らしていた。寂しがり屋のオッサンなんてかわいくもないが、歳を経ると人間は悲しいほど一人が怖くなるものだ。どんなに強がっていても例外なく寂しさを覚える。そんなときに組織で仲間たちとうまくやれている人間はうらやましいなと思う。

 孤立と孤独は違う。孤立は誰からも相手にされないこと、孤独は衆人の中での感情だ。大勢の中にいるからこそ人は孤独を覚える。その孤独に向き合い、より人と関わるために人間は努力をするのかもしれない。ソフト面を磨いたり、ハード面を磨いたりして、レベルアップをするのだ。そう考えたら孤独とは孤立に転げ落ちる淵に立っている状態なのかもしれないな。

 どちらが良いのだろうか。いわずもがな、孤独と孤立は似て非なるもので、好き好んでなるものではない。どんなに努力しても人とうまくいかない人間はいる。僕のようにだ。人との間にいると他者比較をし、自分の欠乏に気が付き、それを埋めようと努力をするけど及ばず、やがて疲弊してしまって立ち去るのだ。それならば一人で生きていけという話だが、生憎そんな能力はないので、人に使われなければ食い扶持を得られないのだ。そして傲慢であり高慢だから孤立しがちなのだ。

 僕は自分のことを良く知っている。傲慢で高慢で、人と共同が出来ない無能だと知っている。それを自覚していても、改善できない無能だと知っている。それでも生きている人間としての責務である、天寿を全うすべく努力をしなければならない。それすら放棄してしまい自らを終わらせるのも選択肢なのかもしれないが、今まで失ったものを考えたら、僕は何もかも奪われたままで、最後は自らの手で自らを奪ってしまうことをするのだ。それを知っていても選ばず、まだ足掻こうと思える分だけ正常でいられている現状に感謝した方が良い。

 僕には夢がある。最後は海が見える家で黒猫と静かに暮らしたいのだ。柔らかなソファーに掛けて、猫を腕に抱きながら海に沈んでいく太陽を見ながら、人生の黄昏を噛みしめていたいのだ。そのときのBGMは時計の秒針だけで良い。時折、微かな潮騒が聞こえたらなお良い。現状から考えたら過分な望みなのは知っているが、目指す分には良いはずだ。

 その生活を得るためには何が必要なのだろうか。当たり前だが、金は欠かせない。その金を得るために、減らさないために、仕事をしている必要がある。何を選んでいるかが問題なのだ。体力仕事はできないだろうから、頭脳ワークしかないだろう。それが及ばないことを知っているから、現状では大望なのだ。無職である今、それを考えてできることは何でもやってみることだ。頑張ろう。

 明日は16時からオンライン授業。すべての作業が済んだから、できればWOLTなどをして少しでも稼がないといけないな。仕事も探さなければならない。動こう。何をやれば良いのか分からないなら、刺激を受けに動こう。そうすれば感受性と経験だけは磨けるはずだ。

 とりあえず今日はここまで。おやすみ、世界。
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