エイト体感中 〜触感〜
文字数 438文字
その日、自分はパトリックさんと一緒にインテリアショップを訪ねていた。季節が変わりつつあるので、自分の部屋の寝具を一新するためだった。
パトリックさんのおすすめも参考にしながら必要なものを選んでレジに向かう途中、気になるアイテムがあったので、思わず手を伸ばして触ってみた。商品タグには「マイクロファイバー枕」とある。
「何か気になるものでもありましたか?」
「パトリックさん、これ触ってください。もにゅもにゅです!」
「もにゅもにゅ?……たしかに、独特な柔らかさのある枕ですね。今日選んだ品々にも合いますし、せっかくですからこれも買っていきましょう」
「ありがとうございますっ」
その夜、自分は早速新しい枕で寝てみた。
そして翌朝。
「おはようございます、フェザーハントさん。もにゅもにゅ枕の寝心地はいかがでしたか?」
「はいっぐっすり眠れました!」
「それはよかった。爽やかな1日をスタートできそうですね」
自分は学んだ。もにゅもにゅは、最高だ。