魔界の姫と二匹の黒猫の物語
文字数 825文字
姫様~? 姫様~!?
一体どこに行ったのかしら……。
あ、ちょっと、そこのオーク!
フゴフゴ、この匂いは……アシュタロト様ブヒ!
コレは困ったブヒィィィ!
それで困ってたブヒ。
言ってごらんなさい。
「ちょっとあんた、オークがカツ丼って共食いじゃないの?」
って……それでいかなるものかと悩んでたらブヒ……。
ただ、あなたにとっては大問題かもしれないけど、時間がないの。
ねえ、姫様はどこ?
オイラが悩んでるすきに、宝物庫の扉を開けて……その後どこにいるのか分からなくなっちゃったんでブヒ……。
だいたい、大悪魔の力を舐めすぎなのよね!
見つからなかったら、お望み通り豚汁にでもポークリブにでもしてあげるから!
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エルスリーゼ 魔王の娘。世間知らずでわがまま放題。
アシュタロト エルスリーゼの教育係。由緒ある大悪魔だが、姫のおてんばっぷりに手を焼いている。
ベリアル エルスリーゼの教育係。教育面はアシュタロトに任せて日向ぼっこをしていることが多い。
エチゴヤン
おじいさん
魔王
ヴィンドルフ
クラウス