おとぎ話でひと悶着

文字数 531文字

昔々、天界に1人の天使がいました
その天使はとても好奇心が強く、いろんなことに興味を持っては首を突っ込んでいました
ふんふん
ある日、その天使は神様に『絶対に行ってはいけない』と言われた場所に行ってしまいました

えっ……

そこで天使は、鎖につながれた1人の女の子と出会いました
おんなのこ?
鎖につながった姿をかわいそうに思ったその天使は、その子にいろいろな話をしました
女の子は、その天使の話をそれはそれは楽しそうに聞いていました
ほぇ~
女の子と仲良くなった天使は、その子のもとに通うようになりました
えっ? でもでも……
隠れてそんなことを続けていた天使は、ある日周りの天使に見つかってしまいました
あわわわわ
神様の掟を破ったことを知った周りの天使たちは、とうぜん大激怒

その天使は住んでいた場所を追い出されてしまいましたとさ



…………おしまい

天使さ~ん!!




うぅ~天使さ~ん……
さてと……これ以上夜更かししてると、ミレちゃんもこの天使みたいに帰れなくなっちゃうかもしれないよ?
ひぃ~もう寝ますすぐ寝ます帰れなくなるのはいやです~!!


  ばさっ


おやすみ、ミレちゃん
……おやすみなさいです









まぁ、その天使は今でも魔界で幸せに暮らしてるんだけどね
すぅすぅ




 こうして、嵐の夜は更けていくのであった

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登場人物紹介

ミレエル

天界でお散歩してたら魔界に引きずり込まれた。

もともと純真無垢な子だったが、魔界で生活するうちにだんだんとツッコミ役になってきた。


これからも苦労すると思うけど頑張れ

ジャルミウス

ミレエルが居候することになった屋敷の主

ミレエルをからかうのが割と楽しい

実は結構偉い人

なんか微妙に変態入ってる気がしてきた

うにみゃー

U-238の化身

一匹だけ生き残ったのでそのまま飼うことになった

手のひらサイズのマスコット的存在

ローレット

ジャルミウスの屋敷に使えているメイドさん

とりあえず何でも食べようとする。

よく仕入れと食を追及するための旅に出ていてあまり屋敷に居ない。

サユラム

ローレットが仕入れの旅で連れてきた天使
ミレエルの事をお姉さまと慕っている
普段は天界に住んでいる
意外と頭がいい

ユミナ

うにみゃーが魔法結晶の力で大きくなった姿
基本的に子供っぽいしゃべり方をするが、なぜか演技であれば流暢にしゃべる
普段は有害性を抑えている

魔王様
ミレエルが公園で出会った子
古めかしい言葉でしゃべる

邪神さま

廃墟に閉じ込められてた女の子

いろんな姿に化けて悪戯をしていたらしい

今はミレエルの姿をまねている

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