第1話

文字数 2,000文字

知人の子供。知人は「うちの子供は下手だ」って。伝えるけど…。それはSNS。気になって。なのだけれど。日程は…伝えて貰ってて…。

直接は約束していない。

仕事があるので…で、断ってもそれはよくって。歯切れが悪い僕の心は。

体育館へは、自転車と電車。バスを乗り継いで。ゴールが決められるのかな?良いパス?ドリブル?…テクニカルな部分を見せてくれるのか…。

桜庭「けぷっ。…プチゲロでた」

妄想してた。それぞれで。

最寄り駅に向かう道すがら。コンビニに寄ってコーヒーとタバコを補充して。喫煙スペースの椅子に座り山を眺めた。

「ガシャーン」

中国語を店舗内で話してた家族連れとおじいさんの運転する車同士の事故だった。

中国語を話す…「中方」と…略式にしようか…フフッ。あぁ、ごめん。笑い事ではないのだけど…。おじいさんは…「お」にしよう。うんうん。

お互いに隣り合って駐車していた。バックで切り返し「中方」が先に駐車場を出ようと前に進もうと。恐らく既にギアをドライブモードにしてて。「お」はバックした。

桜庭「当たっちゃうよね…」

店舗内から店長さんが出てきた。
店長さん「警察呼ぶんですよね?」

それならいいです。って表情になって店舗内に帰って行った。

僕も前に進もうか…。話し合いは…続いているけど…。気になりますけどね?それぞれ。

僕もあるんだ交通事故。あの時は、自動車に乗って雨が降っていた。繰り返しのワイパーに嫌気がさして。

住宅街のL字路。曲がってアクセルを踏んだ所にマンホール。そのまま、ガードレールに左前が刺さって…。

あの時は保険で…何とかなったけど…。

自身の交通事故を思い出しながら。逃げてるわけじゃないよ。って思いながら最寄り駅に着いた。

車窓が…景色を捉えていく。電柱にある「横福5」…「横4」…「上3」…大きい看板の縦に「60 58」

桜庭「…フフッ。好きでしょ?…こういうの?ムフフ」

青年二人が話しかけてくれた。
青年1「この電車は二条駅に着きますか?」
桜庭「…僕は着くと…思ってますよ?」

青年2「アブねぇ~。福知山に行くとこだった」
青年1「キャハハッ。ありがとー」

桜庭「いえいえ?ムフフ」

既に走っている車内。聞くのが遅いんじゃない?って。感じで。似たような者か。って。ムフフ。って。なった。

ある人「本当に話しかけられてるのか?」って。聞かれた事があるけど…。

桜庭「本当だよ?このそれぞれは?」
でも…それで喧嘩になるのは…嫌だな。って。

二条駅に到着した。僕も一緒だよ?って。しながら青年から伝えられた目的地。本当に、一緒の目的だったんだって。笑顔になった。

バス停に向かう道は…ここまでくると…やっぱり近いな。

青年達は、駅から何処に向かったのかは、知らないけど…。きっと好みの場所を見つけてて。向かうんだろうなぁ~?って。バスを待っていた。

青年達から当然、返事はないけど…。むふっ。なんだかんだそう思う。青年達には理解して貰ったような?認めて貰ったような?感覚で。

桜庭「…僕の方が先だよ?…むふふっ♪」

って。したくなるような。…いじわるかな?僕は。そうでも?ないと思うけど…。時間より早く着いちゃった。

コーヒーショップのが…いいかな?待つのであれば。注文を済ませ。店舗内の喫煙スペースへ。

若い男性「僕のスマホ見てくださいっ♪」

僕が振り向くと。

若い男性「女性だと思いました」
若い女性「かけすぎたら…あかんのやで?」

桜庭「…フフッ。馴れていますので?」

喫煙スペースに入り。一人がけの椅子に座って。マスクを外した。

若い男性「ブッさ」

「もぅ」って仕草をして。振り向いてしまっていた。壁に向かって俯いてしまい。僕は心の中で呟いた。

桜庭(…僕では…ないです)
若い男性「フフッ」

白髪のマダム「…ホットケーキ食べよかな?ムフフッ」

隣り合って座る優しいマダムに、僕は笑顔を見せた。マダムは笑顔というよりは…そう、微笑みを返してくれた。

目的地の体育館。入場不可…。個人情報を書き込みしないと…。

書き終えて…。

受付の女性「どなたのお知り合いですか?」
桜庭「同級生の…」

あだ名しか…知らない…。不審に思う受付女性は…繰り返した。

受付の女性「どなたのお知り合いですか?」

さっきより強い口調で…。

桜庭「…あだ名しか…知らないんっすよね?」
睨み付ける、受付の女性は…。不審に僕を眺め続けた。

後輩「…あれ?何してんっすか?先輩?…ハハーン。心配で見に来てくれたんっすね?」
桜庭「…アハハッ」

受付の女性から、不審に思う睨みは…なくなっていた。変わって後輩からの、しょうがない人っすね?って。顔が向けられる。

後輩「嬉しいですけどね?フフッ」
桜庭「…何か…ごめん」

見たこと実際には…ない後輩の子供が二人。ハハッ。実際には…こうやって笑顔をくれる子達なんだなぁ~?って。

後輩「試合が始まるよ?」

母親の合図と共に、子供たちはフィールドにいる監督の元に向かった。
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